2人の女性スーパースターがリングネームを変更することになりそうです。
PWInsiderによれば、変更されるのはカイ・リー・レイとケイシー・カタンツァーロのリングネーム。STARDOMへの参戦経験もあり、NXT UK女子王座を649日間も保持し続けたレイは「アルバ・ファイア」に、アメリカ版SASUKE「American Ninja Warrior」で活躍していた経験を持つカタンツァーロは「カタナ・チャンス」に改名するそうです。
WWEでは選手がリングネームを変更することが珍しくありません。それらは団体の最高責任者ビンス・マクマホンの哲学や意向に従って変更されることが多く、ファーストネームの短縮形がキャラクターにそぐわないと判断されたケース(アレクサンダー・ルセフが「ルセフ」に変更されたケース。アレクサンダーの短縮形「アレックス」はみんなに親しまれている名前で、ヒールに適していないと判断された)や、発音が難しいと判断されたケース(ムスタファ・アリが「アリ」に変更されたケース)など、理由は様々です。
しかし、今年に入ってからのリングネーム変更例、ウォルターが「ギュンター」に、ピート・ダンが「ブッチ」に、オースチン・セオリーが「セオリー」に変更されたケースは別物です。どうやら、ビンスは選手たちの本名、あるいはインディシーンで活躍していた時のリングネームを引き継ぐことを「もうしたくないと」考えており、全選手にその旨を伝えているそうです。
つまり、「ウォルター」は彼の本名で、インディ時代のリングネームでもあったため変更。オースチン・セオリーは、レッスルマニア38で対面したスティーブ・オースチンの影響ではなく、彼の本名が「オースチン・ホワイト」だから変更、ということになります。
ちなみに、こうしたリングネームの変更が適応されるのは、基本的にニューカマーや「必要性がある」と判断された場合のみです。今からAJスタイルズがリングネームを変更することはありえないでしょうし、中邑真輔がその偉大な名前を失う可能性は低いでしょう。
こうしたWWEの「意向」は長続きしないことも多いので、急に「まあええわ」となる可能性もあります。
(PWInsider, Wrestling Observer, Cultaholic)