PPV・ALL OUTでAEW世界王座の防衛に成功したハングマン・アダム・ペイジ。WWEによるAEW対策に対して、団体の顔として何を考えているのでしょうか。
近年、WWEのPLEとAEWのPPVが「WWE側の後出しスケジュール確定」により同日開催になるケースが増えており、ALL OUTはWWE・Wrestlepaloozaとの同日開催に。この傾向は来年以降も続くことが予想されています。
AEW最高峰のタイトルを保持するペイジにとっても、この状況は無視できるものではありません。しかし、ALL OUTでの試合後にPOST Wrestlingからこの件について質問された彼は、「最高のショーを作ることに集中するだけだ」とした上で、彼がいかにAEW世界王座への情熱を持っているかを語りました。
俺のキャリアは本当に山あり谷ありだった。早い段階で一番になれるチャンスがあったかもしれないが、膝の怪我で脱線したこともあるしね。
「復帰したら、すぐにAEW世界王座を手にできるかも」と思ったけど、怪我をして時間が過ぎ、その間に他の誰かがその座を勝ち取った。悔しいというより、がっかりする気持ちが大きかったな。自分の力ではどうにもできないことが歴史的瞬間を奪っていったからさ。
でも、今こうして「俺が初めての男だ」と言える何かを手に入れた。怪我も苦難もアップダウンも、すべてが報われた気がするよ。この立場にいるために、俺は信じられないほど努力してきた。タイトルを持つ意味は想像以上に大きい。プロレスは本当に狂気だな。
WWE側の動きはAEW側にコントロールできることではありませんし、自分にできることに集中するのは有効な思考法だと言えるでしょう。なんらかの手を打つのはトニー・カーン社長ら経営陣の仕事です。
(Fightful)
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