先日、東京スポーツの記事内で新日本プロレスの棚橋弘至が、2020年1月5日の東京ドーム大会「レッスルキングダム14」で対戦するAEWクリス・ジェリコに勝利できれば、彼の持つAEW世界王座に挑戦したいと発言したことが話題になりました。
6月のオカダ・カズチカとのIWGPヘビー級戦(大阪)以来の参戦となるジェリコが現在、AEWベルトを保持していることも闘争心に火をつける。「向こうのチャンピオンじゃないですか。俺が勝って向こうが『もう1回』と言ってきたら『ならベルトかけろ』とも言えるわけです。そうしたら禁断の扉が開きますよ」と不敵に笑う。
AEWの所属選手では、ジェリコやジョン・モクスリー(34)が新日プロに参戦。だが逆に新日所属選手のAEW参戦はなく、ケニー・オメガ(36)らジ・エリート勢の古巣参戦も実現していない。「なんか不穏な香りを感じますね。ジェリコという壁を乗り越えたら、向こうに何が見えるのか。こっちにはヤングライオン時代の幻の技『ウォール・オブ・ヒロシ』がありますから。どんな技なのかは、乞うご期待です」。Y2Jが使うウォール・オブ・ジェリコは逆エビ固めのこと。見るまでもなく想像がつく幻の技はともかく、棚橋が勝利して王座戦にまで発展すれば、両団体の関係は新展開を迎えてもおかしくない。
引用: 東京スポーツ
この発言を受け、今日、ジェリコはInstagramで声明を発表しました。
もし東京ドームで俺を倒すことができれば、AEW世界王座のタイトルマッチへの挑戦権をやろう。わかったか?棚橋。Le Champion, Painmakerのクリス・ジェリコに東京ドームで勝つことができれば、挑戦させてやっても構わない。勝てるとでも思ってるのか?俺はそうは思わないけどね。数日後にはわかることだ。サヨナラ……。
面白くなってきましたね。AEW設立以降、新日本プロレスはAEWについて言及することを避け続けてきました。棚橋の発言、そしてジェリコ戦をきっかけに状況が変われば、新日本にとってはカードのマンネリ化などの批判をかわすことができ、AEWにとっては視聴者数の増加に繋がるでしょう。実現してほしいですね。