アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。
WWEとAEWは現在フロリダ州で無観客の番組を収録・放送していますが、フロリダ州では感染者が急激に増加しています。1日、デサンティス州知事は30日間の外出禁止令を出しました。
フロリダ州のデサンティス知事は新型コロナ対策として、2日夜から30日間、不必要な活動全てを制限する行政命令に署名したと発表した。
フロリダ州のウェブサイトによると、新型コロナ感染者は6490人、死者は85人となっている。
引用: ロイター
この発表がある前に、WWEは4月27日にコネチカット州で開催予定だったライブショーを中止しました。今後も、WWEはフロリダ州オーランドにあるWWEパフォーマンスセンターとフルセイル大学を番組収録に利用することになるとされています。
しかし、WrestleVotesによれば、先週時点で噂されていた話として、もしフロリダ州が外出禁止令を出した場合、レッスルマニア36(現地時間4月4・5日放送)後に休みに入ることを再考するかもしれない、という話があったことを伝えています。レッスルマニア明けのRAWとNXTはすでに収録済みですが、団体が活動休止に入る場合は、一部の収録済みの映像は放送されない可能性があるとのことです。
Rumors around the PC last week were that if the state of FL issued a Stay Home order, which happened today, WWE would reconsider taking a break post Mania. The RAW after is shot. I’ve been told if they are pausing for a while, some footage shot won’t be aired. TBD at this point.
— WrestleVotes (@WrestleVotes) April 1, 2020
AEWはフロリダ州ジャクソンビルのデイリーズ・プレイスという会場で無観客収録を続けてきました。しかし、レスリング・オブザーバーによれば、AEWは会場を非公開の場所に変更したそうです。場所を非公開にしているのは、ファンの出待ちなどを避けるためとのこと。
実は、デイリーズ・プレイスの近くにある駐車場が新型コロナウイルスの検査センターとして利用され始めていたそうです。また、今週、ジャクソンビル市内のすべてのホテルを必要な人員以外に対して閉鎖するという命令が出されたこともデイリーズ・プレイスでの収録を困難にしただろう、という意見もあります。
現地時間3月31日に行われた新たな会場での収録は相当な量になったという話なので、数週間は番組を放送できるのかもしれません。ただ、その後は……どうなるのでしょうか。
(Wrestling Inc, Wrestling Observer)