プロレスは人間関係も重要な世界です。誰かの施しや推薦によって仕事・契約を得ることができた、という例は数知れず。WWEスーパースターのエグゼビア・ウッズにとって、AJスタイルズはTNAとの契約を得る手助けをしてくれた恩人です。
2007年、当時大学生だったウッズは、TNAのPPV「Bound For Glory」でパックマン・ジョーンズの代役としてロン・キリングス(Rトゥルース)とタッグを組み、AJ & トムコ組と対戦しました。この試合によってウッズはTNAとの契約を得ることになったため、彼のキャリアにおける非常に重要な試合だった、と言えるでしょう。
最新のインタビューの中で、ウッズはこの試合について振り返り、AJの推薦によってRトゥルースと組むチャンスを得ることができた、という舞台裏を語りました。
あの時、俺は大学4年制だったんだ。大学を卒業する前にメジャー団体と契約するのが目標だった。AJスタイルズという男が俺のことを団体に推薦してくれたおかげで、大きなショーに出ることができた。推薦してくれたからこそ、試合というチャンスを得たんだよ。試合を見たこともない俺をテレビに出してくれた。TNAにとっての年間最大のショーだよ。そこで俺はRトゥルースと組んで、AJ組と対戦したんだ。
そして、TNAとの契約が決まり、目標を達成することができた。AJがチャンスをくれたおかげだ。
(なぜAJはチャンスをくれたのか、という質問に対し)俺の親友にサル・リナウロという男がいるんだけど、彼から声をかけられたんだ。「AJは少しの間だけタッグチームでやってるんだけど、またシングルに戻りたいらしい。お前も俺たちと一緒に練習しないか?」ってね。
練習場所は、その時俺がいた場所から2時間くらいだったかな。俺はデイケアの仕事をしてたんだけど、お客さんの女性は俺がどれだけレスラーになりたかったかを知っていた。彼女は1週間の休みをくれたんだ。そのおかげで、毎日4〜5時間くらいAJとトレーニングをすることができた。その結果、彼から電話がかかってきて、「今週末は忙しい?」と聞かれたんだよ。「No」に決まってる。
彼が俺をショーに出させてくれて、そこから始まった。AJには愛しかないよ。