2022年6月、ウォール・ストリート・ジャーナル誌がWWEの最高責任者ビンス・マクマホンの性的非行&隠蔽スキャンダルを報じました。
ビンスが過去に女性たちとの不貞行為を隠蔽するために不正会計に手を染めた…というスクープはビンスの立場を揺るがし、7月にWWEからの引退を宣言。現場から離れることになり、HHHがクリエイティブの責任者の座を引き継ぎました。
しかし、2023年1月、ビンスは強制的に団体へ復帰。即座に団体売却に向けて本格的に動き出し、4月にUFCの親会社エンデバーがWWEを買収しました。現地9月12日、WWEとUFCが合併して生まれた新会社TKO Group Holdingsが本格始動し、ビンスがWWEの大株主を務める時代が終わりました。ビンスはTKOのチェアマンとして上層部で働き、引き続きWWEを率います。
TKOの一部門となる新体制のWWEでプレジデントを務めるニック・カーンは、ESPNによるインタビューの中で、ビンスがエンデバーへの団体売却を本格的に考え始めた時期を語りました。それは、WSJがスキャンダルを報じ、ビンスが引退するまでの間にあたる7月2日に開催されたUFC 276に出席した時だったのだそうです。
バスケやフットボールの試合を見に行くのは彼のスタイルじゃない。彼が「よし、UFCを見に行くか」と決め、実際に会場へ行った時…それが、彼がエンデバーへの売却について考え始めた時だと、俺は考えている。そして、それは2023年1月に売却へ向けたプロセスへ取り組み始めた時に明らかになっていったんだ。
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