裏レッスルマニアに便乗しないと決めたAEW
裏レッスルマニア。WWEの大イベント「レッスルマニア」開催に合わせて開催地周辺で世界中のインディ団体が興行を打つ、プロレス界の”お祭り”です。世界中からプロレスファンがやってきて、プロレス漬けの週末を楽しみます。今年は新日本プロレスがROHと合同でマジソン・スクエア・ガーデンでビッグイベントを開催するとあって、例年よりも盛り上がりを見せているようです。
ところが、今一番アツい団体であるはずのAll Elite Wrestlingは裏レッスルマニアに興行を開催しません。それどころか、AEWの中心人物であるCodyは今後一生裏レッスルマニアに便乗しないと宣言したのです。世界中の注目を集める期間に、なぜ行動を起こさないのか?もしくは、「何もしない」という行動を起こしたのか?
Codyの主張
Codyの主張はこうです。
We won’t be doing Mania’ weekend ever friend. That belongs to WWE.
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) March 25, 2019
あれはWWEの付属物だから。
WWEへの強烈な対抗意識の現れですね!面白い!個人的には、この発言は新日本とROHの合同興行”G1 SUPERCARD”を意識しているようにも感じられました。新日本プロレスは裏レッスルマニアに便乗するけど、うちらは便乗せずに成功するんだ!という自信が垣間見えます。
Xパックが称賛
このCodyの発言を受けて、元WWEのXパックが次のようなコメントを出しています。
裏レッスルマニアに加わるってことは、WWEに便乗するってことを意味する。AEWが何かしらのマーケットに便乗するつもりはないだろうね。力強い宣言だよ。そして正しい。彼ら自信のアイデンティティと立ち位置を確かなものにした。
(書き起こし参照:Wrestling Inc)
AEWの対抗意識は好意的に受け入れられたようです。最高のビジネスチャンスにあえて手を出さないことで自らの存在意義を明示するというのは、なかなかできることではありません。ヤング・バックスの発言は心配になるものも多少ありますが、Codyの発言は芯が通っていて素晴らしいと思います。もしかしたら、AEWは裏レッスルマニアに匹敵する現象を起こすつもりなのかも。
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