新たな選択肢となったAEW
5月25日に旗揚げ興行を行うAll Elite Wrestling。現時点で、上海、メキシコのインディ団体との提携が発表されており、ケニー・オメガとの深い関係からDDTともつながりを持つことが予想されます。AEWはWWEの対抗馬になることが期待されていて、多くのレスラーが創立を歓迎しています。
さて、プロレス界の新たな選択肢となったAEWについて、インディレスラーたちはどのように考えているのでしょうか。元AAA世界クルーザー級王者で、AEWと契約を結んだサミー・ゲバラがインタビューに応じ、なぜWWEではなくAEWへの参戦を選んだのかを語りました。彼の発言から、その理由がわかるかもしれません。
なぜWWEを選ばないのか
インタビューの中で、ゲバラは「WWEからオファーが来たとしても、現時点では行く準備ができていない」と語り、AEWに参戦することがベストだと宣言しました。興味深いのは彼のWWEについての分析です。
今、WWEにはたくさんのレスラーがいる。多すぎるんだ。彼らは多くのレスラーの扱いを後回しにして、時間を浪費させている。だから、私にとっては、今WWEに行くのはベストな選択ではない。それに、一番行きたい場所はAEWだったから、AEWからオファーが来た以上、これ以外の選択はありえない。
ゲバラは2年前にWWEのトライアウトを受け、このような考えに目覚めたとも語っています。今、WWEは世界中から有望なレスラーを乱獲しています。NXT UKを皮切りに世界展開を狙っているWWEの元には、今以上に人材が集まっていくでしょう。しかし、人数が増えれば増えるほど競争は熾烈なものになり、無名の状態でトライアウトを受けて育成契約を結んでも、メインロースター昇格はより厳しくなっていくと思われます。世界中にNXT ○○ができたとしても、WWEのメインはあくまでRAWとSmackDownなのです。
インタビューでは、クリス・ジェリコやPACなどの有名レスラーと同じリングに上がることへの素直な喜びも語られています。興味がある方は↓からどうぞ。
DDT参戦時の動画です。
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