Wrestle DynastyでのアンチAEW的な解説をしたことにより無期限の休養処分を課された、と報じられていたクリス・チャールトン。
新日本プロレスワールドの英語解説者としておなじみの彼は、AEWのトニー・カーン社長に対して「金持ちなだけの素人」と発言したり、AEW移籍後のオカダ・カズチカやウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトの活躍を批判するなど、複数のアンチAEW的発言をしていました。海外ファンからも、その内容には賛否両論が上がっています。
一部報道では「処分の期間は2ヶ月」ともされていた彼ですが、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、3月のNEW JAPAN CUPで復帰予定なのだそうです。
メルツァーによれば、プロレス業界には「自分に決定権があるなら、解雇していた」という意見もあったそうです。彼の処分にトニー・カーンが関与していたという噂もありましたが、それは事実ではないとのこと。ただし、不快感を示しているそうです。
また、新日本プロレスのオーナーであるブシロードの木谷高明氏が英語実況、特にチャールトンの発言に怒っていた、ともメルツァーは報じています。新日本とAEWのは友好関係を築いているにも関わらず、ビジネスパートナーに対する中傷とも受け止められるような発言をしたことを問題視したのかもしれません。
メルツァーは、「チャールトン個人としてではなく、例えばゲイブ・キッドのようなレスラーの発言を引用する形であれば、問題を避けられたかもしれない」と指摘しています。
処分の背景や木谷氏の心境といった情報がどこまで正確なのかはわかりませんが、とにかく穏便に事が進んでほしいと思います。チャールトンに才能があるのは間違いありません。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)