2019年に旗揚げしたAEWの初期メンバーで、SCU(クリストファー・ダニエルズ&スコーピオ・スカイ)との共闘やElite Hunterなどの役割で活躍したフランキー・カザリアン。
初期はタイトル戦線でもチャンスを得ていたものの、次第に出番は減少。こうした状況の中で、彼は2022年にAEWからの退団を決意し、古巣TNAへ移籍しました。この後、彼はAEWへの批判を度々語っています。
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最近出演したサイン会で、彼はAEW退団の背景を改めて語りました。彼の妻が「AEWの雰囲気」に初期段階から違和感を覚えていたことが大きな要因になったようです。
面白いことに、俺の妻はプロレス業界をよく理解している。彼女がAEWのショーに一度だけ来たことがあったんだが、たった30分で俺を呼び出してこう言ったんだ。「ねえ、AEWから出ていった方がいいよ」ってね。俺が辞める1年半も前の話だよ。彼女は俺のフラストレーションを知っていたし、直感的に何かを感じ取ったんだろうな。
結局のところ、問題はマネジメントとリーダーシップにある。特に、番組で目立つ選手でなかった場合はなおさらだった。トニー・カーンはとてもいい人だし、個人的には好きなんだ。でも、彼の関心は番組に出ている選手に向かっていて、俺は終盤になるとその中にいなかった。それは仕方のないことだけどな。
AEWにいた最後の2年間、俺は選手用のロッカールームではなくコーチ陣と一緒に着替えていた。いろんな理由があったが、そっちの方が気が楽だったんだ。アーン・アンダーソン、ジェリー・リン、ビリー・ガン…。彼らは俺の友人であり、価値観が近かった。
一方で、TNAではロッカールームにいるのが楽しいんだ。仲間たちがいて、みんなが同じ目標に向かって集中している。本当に、俺が今まで経験した中で一番楽しいロッカールームだよ。
(Inside The Ropes)
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