AEWのトップスターの一人であるダービー・アリンは、負傷によりコンチネンタル・クラシックを欠場。その破天荒ぶりは常に周囲をハラハラさせてきました。
自分が表現したいことのためならなんでもするダービー。ラダーからガラスへのダイブ、燃え盛るテーブルの上に落下…さらにはエベレスト登頂まで。その表現の幅は非常に広いと言えるでしょう。
しかし、彼がいつまで無理を続けられるのか、いつか大きな怪我をしてしまう日が来るのではないか…という懸念は「常識的に考えて当然」でしよう。レジェンド実況アナウンサーのジム・ロスは、彼の破天荒ぶりへの懸念を自身のPodcast番組で語っています。
ダービーは、インタビューで「体調は素晴らしいけど、AEWがまだ試合許可を出さないから、コンチネンタル・クラシックは欠場して代役が立つことになった」と言ってたね。
でも、そのインタビューで俺が気に入ったのは、ダービーがをAEWは今、無茶をしがちな俺自身から俺を守ってくれている」といった趣旨のことを言っていた点だ。
まあ、彼だけじゃないさ。プロレスラーというものは、時々……まるで「パニックボタン」を押すような状態になるんだ。「注目されなきゃいけない」「スターになりたいからこれをやらなきゃ」ってな。俺の考えでは、そうやって危険な方向に進んでいくんだと思うよ。
彼のことはいつも心配しているよ。高い期待を持たずに試合に臨むことはないし……いつだってリスクを冒す覚悟でいるからな。
彼に言ったんだ。「いつか運が尽きるぞ」ってな。彼がやることは、もし1インチか2インチでも狙いがズレれば大変なことになるからだ。弾丸を避けられる時もあれば、そうじゃない時もあるんだよ。
やりすぎちゃいけない。一度出してしまった魔人をランプに戻すことはできないんだ。そうだろ?
(Inside The Ropes)
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