新型コロナウイルスのパンデミックが起きる中、アメリカではBlack Lives Matter運動が盛んに行われていました。一人の黒人男性が白人の警察官に殺害されてしまったことを受けて広がったこの運動は世界中に波及し、様々な問題を改めて浮き彫りにしました。
WWEでは、黒人レスラー3人によるユニット”The New Day”のメンバーであるビッグEとコフィ・キングストンが番組内で「片膝をつく姿勢」を取り、同運動への賛同の姿勢を表明しました。
米サッカー連盟、片膝をつく抗議表明の禁止を撤回 - BBCニュース
米サッカー連盟(USSF)は10日、国歌演奏の際に片膝をつくことの禁止規定を撤回した。片膝をつくポーズは、人種差別に対する抗議行動で広く見られるようになっている。
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ビッグEは、この姿勢をとるにあたってビンス・マクマホンからサポートを受けていたことを明かしました。
コフィと俺がパフォーマンスセンターに着いた時、何かしなきゃならないと感じたんだ。俺たちはボスのビンス・マクマホンと話をした。完全に賛成してくれたよ。たとえそれが5秒のジェスチャーだったとしても、自分たちに影響を与えたことを視聴者に知らせることが重要だと感じた。テレビに出ているとか、お金を稼いでいるからとか、そんなことは関係ない。俺たちは人間なんだ。俺は黒人として生まれ、黒人として死ぬだろう。WWEのレスラーであるよりもずっと長い間、俺は黒人のアメリカ人として生きてきたんだ。
保守的な団体とされるWWEですが、こういう場面で臨機応変に動くことができるのは評価すべき点ですね。
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