WWEで活躍したレジェンドレスラー、ストーン・コールド・スティーブ・オースチン。彼の現役時代には、WWEとWCWによる「マンデー・ナイト・ウォーズ」が起き、熾烈なライバル関係が繰り広げられていました。
2019年に始まった、WWE・NXTとAEW・Dynamiteによるテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」は、Dynamite優勢の状態で終結しました。両番組のライバル関係は様々な相乗効果を生み、プロレス界を盛り上げることになりましたね。
ストンコは、WWEとAEWの競争について、自身のPodcast番組で持論を展開しています。
競争が生まれるのはいいことだ。AEWとWWEはプロレス団体だけど、直接的に争っているわけじゃなくて、代理戦争なんだと思う。俺は好きだね。より多くの人たちに仕事のチャンスが与えられるわけだからな。WWEにとっても、業界最大手としてどっしり構えていればいいような状況じゃなくなって、限界への挑戦を強いられる状況になるわけだ。競争はあらゆる物事を向上させるんだよ。
(WWEとWCWの争いについて)頑張らなければならない状況だからこそ、番組の質が上がるんだ。チェック・アンド・バランスってやつだね。でも、WCWが廃業した時は「彼らを廃業に追い込むのが俺たちの使命だったのか?」とビンス(・マクマホン)に言った。向こうがそう思っていたとは思えない。俺たちは視聴率戦争に勝ちたかっただけなんだよな。[…]まあ、結論としては、AEWの存在はいいことだ。WWEを含めたすべてのプロレス関係者にとってね。
新たな雇用が生まれていること、WWEに馴染めないことを予期していたレスラー(ダービー・アリンなど)が自由な活動の場を得られることは素晴らしいことです。これからもWWEのケツを蹴り上げ続けてもらいたいですね。プロレス界の発展のために。