2020年4月、WWEは大規模なリストラを敢行しました。ルセフやカート・アングルたちと一緒に、カール・アンダーソン & ルーク・ギャローズも解雇に。その後、2人はインパクト・レスリングと契約し、現在はAEWにも出演しています。
WWEから解雇された選手たちの中には、発表後に「Thank You」というメッセージをSNSで発信する人が少なくありません。広範囲に対しての感謝の気持ちを述べているのでしょうが、アンダーソンは「Thank You」に否定的です。
Podcast番組「Talk N Shop」の中で、彼はこう語っています。
WWEから首を切られるのがどういうことか、俺たちは知っている。「Thank You」なんて言うなよ、というのが俺からのアドバイスだ。首切りにあった後は本心を語りなよ。ハッシュタグを使うなら「#fuckoff」とかはどうだ?
フリーランスになってしまってから24時間も経たないうちに気を使うようなことはさ……とりあえず一息つきなよ。1日経つまでは気楽にいけって。落ち着いて深呼吸し、すべてを受け入れるんだ。
そして、自分たちをクビにしたクソ野郎どもにサンキューする前に、復活ののろしを上げる計画をまとめておけ。なぜって……お前らさ、プロレスファンは「ジム・ロス(AEW)の実況はクソだ」とか散々酷評してるけどよ、俺はJRを尊敬してるよ。俺たちが解雇された時、彼は「WWEが選手たちをリリースしたのには理由があるんだ」と言ってた。その通りだよ。真実だ。「クビになったけどありがとよ」って神様に感謝しないとな。この1年、俺たちは人生で最も大金を稼ぐことができた。でも、それってWWEから解雇された後だからさ。
行動力のあるプロレスラーであれば、WWEじゃなくても大金を稼ぐことができる時代ですからね。Thank Youの相手がビンスたちだけだとは思わないので「別にいいじゃん」とも思いますが……。