現地時間5月31日に放送されたRAWでは、レジナルドとシェイナ・ベイズラーによるインタージェンダー・マッチが放送されました。ただし、試合時間は短く、レジナルドによる丸め込みでの3カウント勝利という内容で、本格的なプロレスではありませんでした。
アメリカでは、インディ団体がインタージェンダー・マッチをブッキングするのはよく見る光景です。キャンディス・レラエは頻繁に男性レスラーと対戦していました。しかし、WWEやAEWでそのような光景を見る機会は決して多くありません。
試合に参加したベイズラーは、DailyDDTのインタビューの中で、インタージェンダー・マッチへの意欲を示しています。
私は総合格闘家としての活動が長いから、ファイトチームの中に女性が私しかいない、というのは何年も経験してきたことだよ。サブミッション・レスリングのトーナメントで、女性部門の選手が少ないからという理由で男性部門に参加したこともある。参加費の元は取りたかったね。私だけじゃなく、MMAのトレーニングを積んでいる人たちにとって、「女性は男性とも競い合える」という理解は以前からあった。私にとっては何の疑問もないことなのに、理解し難いと思っている人が多いのは驚きだね。
私はインタージェンダー・マッチの支持派だよ。ただ、理にかなっていること、女性選手が状況を理解していることが前提だけどね。そして、みんなに勧められることじゃないとも思ってる。誰かの名前は出さないけど……。ラナに対して「男性選手と戦いな」とは言わないよ。でも、私は戦いの技術を持っているし、男性選手との対戦経験もある。強さに対抗する技術を理解しているなら、私と同じように適正はあると思う。
「すべての女性は男性と同じ土俵で戦うべき」みたいな、威勢のいいことは思ってない。でも、インタージェンダー・マッチができるようなトレーニングを積んでいるなら、やればいいと思う。私が言いたいのは、戦いというフィールドにおいて、必ずしも女性と男性をイコールで結びつける必要はない、ということ。でも、できる人もいる。そのことを見せつけたいと思うね。
確かに、すべての女性レスラーにインタージェンダー・マッチの適正があるわけではないですね。ベイズラーの場合は強さで対抗できるので、ちゃんとした試合を見てみたいと思います。