先日開催されたAEWのPPV「Double or Nothing」にサプライズ登場したリオ・ラッシュ。彼の実力は誰もが知るところです。今後は様々な団体で活動していくのかと思いきや……。
今日、彼はInstagramで引退を発表しました。大きな要因になったのは、DoNで肩関節を負傷してしまったことだそうです。本人にとってもこのタイミングでの引退は想定外だったそうですが、負傷により人生について考える時間ができたことで踏ん切りがついたとのこと。
怪我のせいで休まなきゃならないという知らせを受けた。プロレスを休むだけだ、日常生活には支障はない……そう思っていたんだけど、影響は大きかったんだ。俺のことを知っている人は、俺が自分と家族のためにひたすら働いているということを理解してる。怪我のせいで、日常のちょっとしたことができなくなったのが悔しくてたまらなかったよ。シャツを着る、生まれたばかりの息子を抱き上げることができない……簡単なことから、向き合うのが辛いことまで、できなくなった。
DoNの後、眠れない日々が続いたよ。あのサプライズは俺のキャリアの中でも最高の瞬間だったしね。怪我してしまったのは最悪だけど、WWEを退団してからの1年で与えられたチャンスには感謝してるんだ。肩をやらかしてしまった俺に、AEWはそれでも契約したいと言ってくれた。新日本とAEW、史上はじめて両方の団体と同時に契約するプロレスラーになるはずだったんだよ。こんなことになるなんて、まったく想像もしていなかった……。
でも、これは不幸中の幸いだったと考えてるんだ。怪我をしたことで、人生について考える時間ができた。妻や子どもたちに何をしてあげたいのか、何をすれば俺は幸せになれるのか。このタイミングで怪我をしてしまって、立ち止まって考えざるを得ない状況になって。その結果、引退するという判断に至った……。
この7年間、一緒に戦ってくれたファンのみんな、そして支えてくれた人たちに感謝するよ。俺と俺のビジョンを信じてくれた友人たちとプロモーターのみなさんにも感謝を。素晴らしい旅をすることができた。でも、そろそろ家に帰らないと。自分が本当に幸せになれることをしたいと思う。新日本との契約上、まだ試合をしなければならない義務がある。怪我を治した後で引退試合をするよ。皆さんには心の底から感謝しています。またお会いしましょう。
ショックです。AEWの人気者になること、コロナ禍が終わった後で日本のリングに上がることを本当に楽しみにしていました。WWEではいろんな事がありましたが、2度目のインディ・ランはうまくいくはずだと信じていました……。いろんなドリームマッチが一生実現しないままになってしまいました。ウィル・オスプレイとのシングルマッチは素晴らしい試合になったはずです。
でも、人生に向き合った結果ですから、ファンとしては応援するしかないですね。きっと音楽活動は続けるでしょうから、人前に立つことがなくなるわけじゃないはずです。最後の試合はどのようなブッキングになるのでしょう…。