とあるベテラン外国人レスラーの新日本プロレスへの思い。
ROHに入団した”PJブラック”
WWEで3度タッグ王座を戴冠したジャスティン・ガブリエル。2015年にWWEを退団した後はPJブラックというリングネームでルチャ・アンダーグラウンドなど様々なインディー団体を舞台に活動していましたが、2019年に入ってROHと契約を結びました。彼はなぜROHを選んだのか?その決断の背景には、どうやら新日本プロレスの存在があったようです。このインタビューは過去に取り上げたので、別記事をご参照ください。
とあるインタビューで「興味のある他団体」について質問されたガブリエルは、次のようにコメントしています。
ゴールは新日本プロレス
プロレスラーになったときから、私のゴールは新日本プロレスだったんです。WWEに入団する前も、この気持ちは変わりませんでした。南アフリカで生まれ育ち、第三世界のパスポートしか取得できなかった私にとって、日本に行くことは至難の業でした。何度も何度もトライしたんですけどね……。ほんの少しだけヨーロッパで暮らしたこともあるんだけど、その時も何も起こらなかった。住んでいた国から追い出されて……長い話になるんだけど……南アフリカに戻って、WWEが私を発見しました。
次のステップに踏み出す時だと思っています。次の目標は新日本。
ガブリエルがここまで新日本を強く意識していたとは。まったく知りませんでした。ROHは新日本と提携を結んでいるので、フリーランスのまま活動するよりも新日本参戦の可能性は高まります。ただ、ROHと新日本の合同興行”Honor Rising”にPJブラックは参加しませんでした。海外ファンの間では「ベスト・オブ・スーパージュニア」への参戦を予想する声もありますが、Honor Risingではジョナサン・グレシャムが素晴らしいパフォーマンスを見せ、スーパージュニアへの参加が濃厚な状態です。ただ、新日本のジュニア戦線は人材不足が深刻化しているので、チャンスは残されています。いつかPJブラックの勇姿を新日本のリングの上で見てみたいですね。
AEWについてどう思っているのか?
このインタビューでは、AEWについても語っています。「我々が何とかしてマンデー・ナイト・ウォーズのような現象を再び作り出すことができれば……凄いことになるでしょうね。ファンにとっても、レスラーにとっても素晴らしいことです。選択肢ができるわけですから」とコメント。彼もまたAEWを歓迎するレスラーの1人のようです。
鈴木みのるのように、AEWが掲げる理想を「ウソ臭い」と感じる人も少なからずいるのは事実です。ただ、絶対に不可能だと思われてきたインディーレスラーによる1万人興行を実現させた男たちの団体ということもあるので、期待せずにはいられません。不安材料はThe Elite内の傲慢くらいなもので……。
とある選手のとあるインタビューを目にした。ものすごくウソ臭い。ん〜そりゃオレとはソリが合わねえよな。ま、他人の批判してるヒマがあるなら練習しろってことだ。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) February 23, 2019