プロレスはエンターテインメントです。
プロレス界から他ジャンルの娯楽に進出するレスラーは珍しくなくなり、その代表格であるザ・ロックことドウェイン・ジョンソンとジョン・シナはハリウッドでも引っ張りだこの人気者になりました。
プロレス界とハリウッドの距離はこれまで以上に近くなっており、先日はマーベルの新作映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のプレミアにNew Dayやジミー・ウーソが参加しました。バティスタやCMパンクのように俳優としても活躍するレスラーがおり、またクリス・ジェリコもスプラッター映画「テリファー2」へ出演します。
ハリウッドのような巨大産業の中で個人事業主が活動していくには、エージェントの存在が欠かせません。プロレス界にもエージェントを雇っている大物は複数存在し、彼らの活動の手助けをしています。
先日、コーディ・ローデスや彼の妻ブランディなど、プロレス界にも複数の顧客を抱えるハリウッドのエージェント、ブライアン・ウィッテンシュタインが所属エージェンシーから退社しました。彼のクライアントがエージェンシーに対して「彼に不適切行為の疑惑がある」とタレコミが入り、エージェンシーが調査を開始。すると、過去のセクハラ行為が発覚し、それが彼の退社につながったそうです。
彼はTNAやWWEで働いていた時期があり、それがプロレス界とのコネクションにつながっていたのだと考えられます。
コーディの活動に大きく影響するかどうかはわかりませんが、大物は仕事上の付き合いも多くなるため、思わぬところでダメージを受けてしまうこともあり得ます。プロレス界の外側での活動も多い彼は、新しいエージェントを探さなければならないかもしれません。