先日放送されたDynamiteでのBlood and Gutsマッチ。The Golden Elite(ケニー・オメガ、ヤング・バックス、ハングマン・ペイジ、飯伏幸太)とBlackpool Combat Club(ジョン・モクスリー、クラウディオ・カスタニョーリ、ウィーラー・ユウタ) & 竹下幸之介 & PACによる金網大乱闘では、いくつかの興味深いポイントがありました。
Sports Illstratedは、その中から「釘ベッドの使用」と「スチールケージ上から誰も落ちなかったこと」についての舞台裏を報じています。
釘ベッドの使用
ジョン・モクスリーがスチールケージに持ち込んだ釘ベッド。ケニー・オメガとモクスリー自身がその犠牲となり、会場は大いに沸きました。特に、飯伏幸太が釘ベッド上に横たわるモクスリーに対してムーンサルト・プレスを決めた瞬間は、この試合のハイライトの1つです。
.@ibushi_kota serving up payback for Moxley! #AEWDynamite #AEWonTBS pic.twitter.com/Cre6MbuCZJ
— TDE Wrestling (@tde_gif) July 20, 2023
報道によれば、釘ベッドはモクスリーにとって念願のアイデアだったそうです。以前からAEWでこの凶器を使いたいと思っていたらしく、Blood and Gutsの試合形式はアイデアを実行するのに最適でした。自ら犠牲になるというのもモクスリーらしいですね。
スチールケージ上から誰も落ちなかったこと
天井のあるスチールケージが使われるBlood and Gutsでは、ケージ上での攻防も見どころの1つです。2022年のBlackpool Combat Clubとジェリコ感謝協会による試合では、エディ・キングストンがサミー・ゲバラをケージの外に突き落とすというショッキングなスポットが大きな話題となりました。
しかし、今回の試合ではウィーラー・ユウタとマット・ジャクソンがケージの上に登ったものの、どちらも落ちることはありませんでした。報道によれば、AEWは「毎年のように誰かが落ちることにファンが慣れるのを望まなかった」とのこと。ユウタは大きなダメージを受ける前に自らケージを降り、マットはケージの上からリングへ画鋲をばら撒きました。