2020年にWWEから解雇されたカール・アンダーソンとルーク・ギャローズ。新型コロナウイルスのパンデミック下での解雇という厳しい現実を突きつけられた2人は、2022年に復帰するまでの約2年間、WWEに対して批判的なコメントをすることがありました。
例えば、以下はWWEから解雇された後で「Thank You」というメッセージを発信する選手たちへの批判です。
自分たちをクビにしたクソ野郎どもにサンキューする前に、復活ののろしを上げる計画をまとめておけ。
なぜって……お前らさ、プロレスファンは「ジム・ロス(AEW)の実況はクソだ」とか散々酷評してるけどよ、俺はJRを尊敬してるよ。俺たちが解雇された時、彼は「WWEが選手たちをリリースしたのには理由があるんだ」と言ってた。その通りだよ。真実だ。
「クビになったけどありがとよ」って神様に感謝しないとな。この1年、俺たちは人生で最も大金を稼ぐことができた。でも、それってWWEから解雇された後だからさ。
こうした発言について、WWEへ復帰した現在の彼はどう考えているのでしょうか?最新のインタビューの中で、彼は「反省」の言葉を述べました。
俺とギャローズが2020年にWWEから解雇された時、びっくりしたんだよね。感情的になり、怒りを感じた。自分の職業でベストを尽くしたいという思いが強いからね。解雇されたことに対して、怒りや憤りの感情があったんだ。
結局WWEに戻ることになるなんて思ってなかったし、解雇された後の2年間は休みを取らずにハードに働いたよ。プロレス界の誰よりも忙しい日々を過ごした。WWEから離れる時間が長くなれば長くなるほど、ある種の話題について話すようになり、将来への不安も軽くなった。最高のレスラーになりたいという情熱があったんだろうな。
そして、気が付けば解雇から2年が経っていた。何通かのメールのやり取りがあったよ。そして、HHHからも連絡が来た。俺たちとインパクト・レスリングの契約が終わろうかというタイミングだったんだ。腰を落ち着けて取り組んで、うまくやった。復帰できてよかったよ。今、すべてがうまくいってる。
時には立ち直ることも必要だ。ああいう発言は情熱のあまりにいってしまったんだろうと思う。何かに腹を立てている時や、何かに取り組んでいる時は、感じたままに発言してしまうものだ。それが間違っているかどうかに関わらずね。
でも、俺たちが解雇された時にバックステージで何が起きていたかなんて、誰にもわからない。今起きていることだってわからないよ。俺はただ、俺たちが事態を解決し、男らしく前に進むことができたのを嬉しく思う。