兄弟の固い絆で繋がっているヤング・バックス(ニック&マット、ジャクソン)。 AEWで副社長を務める2人は世界最高峰のタッグチームとして知られ、キャリア初期から一貫してタッグ屋として活動してきました。
最新のインタビューの中で、彼らは「これまでに一度もシングルプレイヤーとしての道を模索したことがない」という事実を語りました。なぜ彼らは常にタッグで活動しようと思っているのでしょうか?
マット:正直、俺たちは一度もシングルプレイヤーになりたいと思ったことはなくて、常にタッグでの活動を目指していた。ハーディーズ(マット&ジェフ・ハーディー)がキャリアのほとんどをタッグチームとして過ごしているのを見て、「俺たちもタッグチームとしてやっていけるかも」と思ったんだよね。
兄弟でツアーに出るのは、正直言って楽なんだよ。ニックなしでショーに出たくない。1人で飛行機に乗るのも嫌だよ。
マット:ニック抜きで新日本プロレスのツアーに参加したことがあるんだけど、あれはクレイジーだった。25日間のツアーで、2015年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアだったな。あれは最悪だった。
1人でいるのは辛かった。でも、あのツアーを終えた後で「よし、俺はタッグチームじゃないとダメだな」と思ったんだ。
キャリアの初期に彼らがタッグを組むようになったのは、「有力なタッグチームは少ないからやりなよ」という周囲の勧めが大きな理由になったといいます。
今やタッグとしての地位を完全に確立したヤング・バックス。先日結んだAEWとの再契約で勝ち取った年俸はタッグチーム史上最高額だとされています。
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