SummerSlamでキャッシュインし、WWE女子王座を獲得したばかりのビアンカ・ブレアからタイトルを奪い取ったイヨ・スカイ(紫雷イオ)。
いつでもタイトルに挑戦できる権利を得るMoney in the Bankのブリーフケースを持つ彼女は、チャンピオンのアスカ、挑戦者のシャーロット・フレアーとブレアの3人によるトリプル・スレット・マッチの終了直後に権利を行使し、タイトルを鮮やかに奪いました。
同じユニットDamage CTRLで活動するベイリーと、怪我で欠場中のダコタ・カイも大喜びでリングに上がり、イヨの快挙を祝福しましたが、この光景が実現するかどうか、具体的に言えばカイがその瞬間までに会場入りできるかどうかはギリギリまでわからなかったそうです。
最新のインタビューの中で、カイは「当日の昼にイヨのタイトル獲得予定を知った」と告白。大慌てで会場のあるデトロイトへ向かったことを明かしました。
WWEが私を必要としているのを知ったのは午後1時。あの日は土曜日でさ。土曜日なんて寝坊のための日でしょ?目覚ましもかけずに寝てて、昼過ぎに起きたらスマホが爆発してた。
不安がマックスになってさ…ベイリーから電話がかかってきてたよ。今何時で、SummerSlamがいつどの会場で始まるかなんて、みんな分かる?どんなに急いでも間に合わないと思った。
テレポートできればいいのにって思ったよ。午後1時。その後は不安を忘れることのできない1日だった。
必死で髪を整え、家を出る前に飼い犬の世話を済ませ、大急ぎで飛行機に乗り…。
午後6時。私はまだ空港の中にいた。6時半に搭乗。SummerSlamが始まるまであと1時間…。一体どうすれば間に合うんだ?
メンテナンスの問題で到着が遅れるというアナウンスがあった。航空会社のスタッフは紙を持ってたよ。え?テクノロジーを使えば?2023年なんだけど?メールすれば?スクショ撮れば?テキストメッセージを送れば?DMすればいいじゃんね?私は書類の束が捌かれるのを待ってた。まだ離陸してなかった…。
トラブルの原因は、8人家族が近くの席に座るために席を移動しようとしていたことだったそうです。彼ら全員が着席するのを待つために、カイは極限状態で待たされました…。
7時を過ぎた。やばいよ。離陸したのは7時15分。デトロイトまでは2時間半のフライトだった。あまりに必死過ぎて、会場がどの街にあるのかわからなかったよ。
着陸したのは、ロンダ・ラウジーとシェイナ・ベイズラーの試合の後、グンターとドリュー・マッキンタイアの試合中だった。カーサービスが空港まで迎えに来てくれて助かったよ。車にはメイクの女性も乗ってて、空港から会場までは20分かかった。
幸運なことに、WWE女子王座の試合はセミメインだった。私が出るようなカードならもっと試合順は早かったから、間に合わなかっただろうね。
会場に着いて、ロッカールームで着替えて、誰にも挨拶もせずにバックステージを飛び出したよ。
緊張感のあるレポですね…。間に合って本当に良かったです。間に合わないと、その理由を埋め合わせしたり、その後のクリエイティブがなにかと大変だったでしょう。