ついにこの時が来てしまいました。2021年のAEW入団以降、トラブルが頻繁に取り沙汰されたCMパンクがAEWから契約解除、つまりクビになったのです。
現地8月27日に開催された8万人規模のイギリス大会All Inのバックステージでジャック・ペリーと喧嘩したパンク。ショーの進行を監督するゴリラポジションの側で喧嘩したため、トニー・カーン社長がその一部始終を目撃していました。喧嘩により、モニターがトニーに向かって倒れてくるというトラブルもありました。
喧嘩の最中、パンクは「AEWを辞めるぞ。俺はこの場所が嫌いだ」と発言。All Inでの試合相手だったサモア・ジョーが説得してなんとか試合が行われたものの、AEWは喧嘩の調査を開始し、その間パンクとペリーは出場停止処分を課されることになっていました。
そして今日、AEWはパンクとの契約を解除することを正式に発表したのです。
All Elite Wrestling(AEW)は、フィリップ・ブルックス(CMパンク)とAEWとのレスラーおよび雇用契約を、ただちに有効な理由で解除しました。この解雇は、AEWのCEOであり、ジェネラルマネージャーであり、クリエイティブ責任者であるトニー・カーンによって今日確認されました。
この解雇は、8月27日の日曜日にAEW – All In Londonのバックステージで発生した事件に対する一週間の内部調査に続いています。調査の後、AEWの規律委員会は会合を開き、CMパンクを有効な理由で解雇するという一致した勧告をカーンにする前に、外部の法律顧問と協議しました。
トニー・カーンの声明:フィルはAEWで重要な役割を果たしました。彼の貢献に感謝します。有効な理由での彼のAEW契約の解雇は、最終的には私の決定であり、私だけによるものです。
もちろん、多くのファンにとって失望かもしれないこのニュースを共有することなんて、あってはならないと思いました。それでも、私はAEWを毎週可能にしている多くの素晴らしい人々-私たちの才能、スタッフ、会場運営者、そしてテレビや世界中のアリーナとスタジアムで素晴らしいショーを提供するために欠かせないが評価されていない他の人々-の最善の利益のためにこの決定を下しています。
今日放送されたCollisionの中で、トニーはファンの前でパンクの解雇について説明しています。彼とペリーの喧嘩を間近で目撃した彼は、自身の安全や命が危険に晒されたと感じたようです。
この事件は残念なもので、バックステージの人々に危険を感じさせた。毎週番組を制作するスタッフや、なんの関係もない無実の人たちもそこに含まれている。
俺は30年以上もプロレスのショーに足を運んできた。AEWで番組制作を始めたから4年になる。でも、All Inであんなことが起きるまで、プロレスのショーで自分の安全や生命が危険に晒されると感じたことは一度もなかったんだ。
2022年9月のPPV「ALL OUT」終了後のバックステージでThe Elite(ケニー・オメガ & ヤング・バックス)とパンクが大喧嘩した時はパンクの控室が舞台となったため、巻き添えを食ったのはパンクの愛犬ラリーくらいでした。今回は多くのスタッフがいる場で喧嘩してしまったため、ファンの想像以上に現場へ与えた影響がおおきかったのでしょう。
最悪の形でAEWから去ることになったパンク。これからどうなるのでしょうか。