先日開催されたPPV「Full Gear」で最も大きな話題になったのは、ハングマン・ペイジとスワーブ・ストリックランドによる壮絶なテキサスデスマッチでした。
強烈なシーンがいくつも生まれたこの試合で、ペイジがは強烈なシーンを作り出しました。頭部を負傷して血を流していたスワーブから血を飲み、噴霧したのです。
このシーンは2人が上層部に提案し、承認を得た上で実現したものです。一部では嫌悪感を抱いているファンもいますが、少なくともAEW公式のワンシーンでした。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、このような過激なシーンがAEWの将来、特にテレビ放送契約の更新にどのような影響を与えるかについて言及しています。
メジャー団体にとって、テレビ局との良好な関係は非常に重要です。AEWは現在、新しい放送権契約のための交渉を控えており、こうした物議を醸す内容が契約に影響を与える可能性があるとメルツァーは指摘しています。
実際に、2023年10月にNWAと契約したThe CWは、番組内のコカイン使用を描いたセグメントに動揺し、これがWWE・NXTの放送権獲得のきっかけになったと報じられています。同様に、『Full Gear』のこの試合がテレビ局に否定的な印象を与える可能性があることは否定できません。
さらに、インターネット上の反応も放送契約に影響を与える可能性があり、今回のような物議を醸す内容はAEWにとって不利に働くかもしれません。AEWの番組では流血が一般的ですが、テレビ局はそのリスクを無視せずに交渉に臨むでしょう。
(Wrestling Observer, Inside The Ropes)
あわせて読みたい
【AEW】ジェイ・ホワイトがMJFとのストーリーラインや最近の扱いに不満を持っていると報じられる
2023年3月にAEWと契約し、プッシュを受け続けているジェイ・ホワイト。 新日本プロレスで残した実績はAEWでも活かされ、結成したユニットBullet Club Goldは確かな...
【AEW】ブッカーTがウィル・オスプレイのAEW入団と「飯伏幸太の自転車」を語る。「最高のレスラーにあんなことを…オスプレイが心配だ」
日本でもおなじみのレスラーが多数所属するAEW。 最近、彼らはウィル・オスプレイと飯伏幸太を正式にロースターへ加えました。現代のプロレス界を代表するトップレスラーが加わり、ロースタ...