ROHの番組最新回にサプライズ登場したロンダ・ラウジー。
インディ団体Wrestling REVOLVERがロサンゼルスで開催したショーでマリーナ・シャフィールとタッグを組んでアテナ&ビリー・スタークス(3人ともAEW所属)と対戦した彼女は、翌日に同じくロサンゼルスで収録されたROHでも同じカードで戦い、ファンから高評価を得る試合になりました。
彼女のROH参戦の裏には、AEW社長兼ROHオーナーのトニー・カーンのアイデアがあったとされています。ただ、ファンが思っている以上にいろんなことがあった上でROH参戦が実現していたようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、彼女は最近のプロレス番組をあまり見ておらず、一般的なフリーエージェント・レスラーという立場ではないようです。今回の参戦も「1試合限り」のものだとか。
4人による一連の抗争は、ラウジーの「MMAファイター時代から親交のあるシャフィールを助けたい」という思いから実現したそうです。また、そもそもWrestling REVOLVERに参戦した理由は、子育て中の彼女がもう一人子供を授かる前にシャフィールと組みたい、という強い思いがあったから、とのこと。
元々、トニー・カーンは、REVOLVERと同じ週末にAEWもロサンゼルスでショーを開催することから、シャフィールを遠征させたくないと考えていたそうです。
しかし、AEWのトップスターであるジョン・モクスリーのかつてのタッグパートナーであるサミ・キャラハンがREVOLVERを運営していることや、彼がシャフィールを高く評価しているという事情もあり、トニーは「ラウジーがROHへ参戦すること」を見返りとして参戦を認めたのだとか。
Four Horsewomen of MMAの絆は強いですね。ラウジー、シャフィール、シェイナ・ベイズラー、そしてジェサミン・デューク。それぞれ違う道を歩んでいますが、このような形でリング上で再開してくれるのは嬉しいです。
(Wrestling Observer, Inside The Ropes)