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MLW解説者マット・ストライカーによる「WWEのマット・リドル解雇への批判」が物議を醸す。「彼はスターだ。何をしたって構わない」

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プロレス界屈指のトラブルメーカーとして知られるマット・リドル。

2023年9月、彼は空港で警察官とトラブルを起こした直後にWWEから解雇されました。人気選手だった彼の解雇は大きな話題になりましたが、WWEとしても彼に大きな計画を用意している中で解雇を決断。それほど解雇する理由があったということなのでしょう。

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2024年、彼は古巣MLWを拠点に様々な団体で活動する見込みです。新日本プロレスへの参戦も決定し、現地1月13日の新日本サンノゼ大会Battle In The Valleyではミステリーパートナーとのタッグでザック・セイバー・ジュニア & バッド・デュード・ティトと対戦します。

新日本参戦に先駆けて、彼は現地1月6日開催のMLW「Kings Of Colosseum」でジェイコブ・ファトゥと対戦し勝利。2人が熱戦を繰り広げる一方で、この試合中に解説者のマット・ストライカーが「WWEによるリドルの解雇への批判」を展開したことが物議を醸しています。

どうしてこの男を手放すんだ?この男はスターだぞ。何百万ドルもの価値があるスターなんだよ。彼が何をしたって俺は気にしないよ。手放す理由があるのか?この試合は、まさに我々が起こしたクーデターだ。

誰も話題にしない公然の事実について語ろうか。ジェイコブ・ファトゥがマット・リドルをぶちのめす光景を、誰もが見たがっている。でも、一般的な見解が結果に反映されるとは限らないんだ。申し訳ないが、我々が暮らすこの世界はそういうものなんだよ。

彼は何でもできる。ケツを蹴り上げることもね。彼に文句がある奴がいるなら、路上で彼に歩み寄ってみろよ。何が起こるかな。話はこれで終わりだ。

2020年以降に絞ってもリドルはトラブルまみれで、女性レスラー、キャンディ・カートライトへの性的暴行疑惑(カートライトはリドルを告訴したが、2021年7月に取り下げた。リドルはカートライトとの不倫関係を認めたが、暴行は否定)や薬物問題、上述の空港でのトラブルなど、複数の問題が取りざたされた過去があります。

人気スターだからといって何をしてもいいわけではありません。ストライカーはヒールであり、自身の立場を踏まえた発言をしたのでしょうが、言葉を誤ってしまった印象です。

放送後、ストライカーはSNSで試合中の発言を振り返り、あくまでヒールとしての発言だったと弁解しました。

キャラクターを演じるのはいつだって大変だよ。でも、望ましい、必要な反応を得るのは簡単なはずだ。申し訳ない。

俺はヒールのキャラクターを演じている。この仕事は、ファンの怒りを掻き立てることであって、ファンはそうした感情を呼び起こさせられるものだ。

今夜、我々は自分たちの役割を果たした。俺たちとファンは共生関係にある。あれがキャラクターだということを覚えておいてほしい。俺の仕事は、ファンにリアクションさせることだ。

しかし、これでも批判が収まらなかったことを受け、翌1月7日にファンへ謝罪しました。

あのことについて、たくさん考えたよ。眠れなかった。俺を批判している人たちが正しい。俺が間違っていたよ。感覚が鈍かった。芸術やキャラクターを盾にするのは自己保身だったね。あの発言に光を当ててくれた皆さんに感謝する。その光の中に立つのは俺の責任だ。改善していくよ。

ファトゥとの試合中にリドルが何かをしたわけではないので、こういう形で話題になってしまうのは気の毒な話ではあります。ただ、こういった話題がつきもののレスラーだというのもまた事実です。

(WrestlingNews.co)

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