フィラデルフィアで開催されるレッスルマニア40。
独立記念館、自由の鐘、悪化する治安、ECW……。人によって、フィラデルフィアに対して抱くイメージは様々です。映画やエンタメ好きにとって、この街は映画『ロッキー』の舞台になった聖地でもあります。1人のイタリア系アメリカ人ボクサーがまさかの形で世界チャンピオンに挑戦する機会を得ることになり、人生を賭けて試合に挑む。1976年に公開されたこの映画は今も世界中で愛されています。
2024年2月の報道によれば、WWEはレッスルマニア40で『ロッキー』で主人公ロッキー・バルボアを演じたシルベスター・スタローンとコラボすることに興味を持っているとのこと。スタローン側のスケジュールの都合で実現する可能性は低いようですが、WWEが『ロッキー』を活かしたショーにしたいと考えているのは間違いないようです。
レスリング・オブザーバーによれば、WWEはレッスルマニア40で主役級の扱いを受けるコーディ・ローデスの宣伝について、『ロッキー』を意識した戦略を取ることを検討しているそうです。
絶対的王者のローマン・レインズや世界的スターであるザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)と対戦するコーディに対し、多くのファンは「アンダードッグ」、つまり低い立場にいる挑戦者だと見ています。これはロッキー・バルボアと同じ。コーディを「ロッキーのような人物」として描写するボイスオーバーの台本もあるそうです。
レッスルマニア40の第一夜で、コーディはセス・ロリンズとのタッグでロック様&レインズ組と、第二夜でレインズとのシングルマッチに挑みます。第一夜でコーディ組が勝てば第二夜での試合にBloodlineは介入しませんが、もし負ければBloodlineが積極的に介入するBloodlineルールでの試合となります。とてつもない困難に挑むコーディは、フィラデルフィアという街とロッキー・バルボアの力も借りて勝利を目指します。
(Wrestling Inc)