2019年にAEWが旗揚げした後、WWEとの間に様々な出来事がありました。
レスラーたちの行き来をはじめ、レスラーが相手の団体を挑発したり、トニー・カーンやビンス・マクマホン、HHHが相手を批判したり…。
この3人は団体の上層部なのでレスラーたちの挑発とは意図が異なるでしょうが、少なくともレスラーたちはお互いを否定したい・成功してほしくないと思っているから挑発していたわけではありません。
WWEでビッグスターとして活躍し、2021年にAEWへ移籍したブライアン・ダニエルソン(ダニエル・ブライアン)は、最新のインタビューで「AEWレスラーたちのスタイルに衝撃を受けたこと」や、「WWEスーパースターたちがAEWについてどう思っているのか」を語りました。
Dynamiteでコーディ・ローデスがペンタ・エル・セロ・ミエドと戦っているのを見た。コーディがトップロープからハリケーンラナをやったんだ。両者がトップロープに立っていて、コーディがジャンプしてペンタの肩に足をかけて、トップから彼をひっくり返していた。
俺はコーディのことを知っているから、最初は「おいおい、最近のコーディはこんなことをやってるのか?」って思ったんだ。AEWではこういうことをやらなきゃいけないことなんだ、と理解した。
そして、それについて思ったのは、「これがAEWの連中がやっていることか」ではなく、「俺はついていけるのか?」っていうことだったな。
WWEにいた頃の認識としては、AEWがスタートした時、誰もがその存在に気付いていた。人によって意見は違ったね。
何か新しい挑戦やスタートアップが起こるたびに、すぐに失敗して欲しいと願う人もいるのさ。それがどういうものであれ、「俺たちのやり方こそが唯一のやり方だ」ということを証明するためにね。
でも、俺たちのほとんど、ほとんどの選手たちは、AEWが成功することを望んでいた。それがみんなにとって良いことだから。
どの業界でもそうだけど、たった一つの存在がトップにいて競争が発生しない環境は、選手たちにも、クリエイティブの側にいる人たちにも良くない。みんなにとってダメなことなんだ。
俺たちの多くは、AEWが成功することを願って見守っていた。旗揚げから4年後に、彼らがイギリスのウェンブリー・スタジアムでショーを開催し、81,000枚のチケットを売るとは、誰も思ってなかったけどさ。みんながAEWを見ていて、みんなが違う意見を持っていたんだ。
(Fightful)