2023年にエベレスト登頂計画を実行するはずだったダービー・アリン。
残念なことに、彼は計画を実行に移す前の最後の試合で脚を負傷してしまい、登山どころではなくなってしまいました。エベレスト登頂は「どのプロレスラーもやったことのないことをしたい」という彼の狙いを果たすための重要なトピックスです。
最新のインタビューで、彼は今もエベレスト登頂を諦めていないことを明かしました。
みんな、「あの怪我はエベレストに登頂するべきじゃないってサインかもよ?」って言うんだよ。でも、俺はこう思う。「いや、むしろ来年登るべきだよ、っていうサインだ」ってね。
本当に複雑な思いがあるけど、エベレストは前から登りたかったし、あの怪我の後はさらに思いが強くなった。チャンスを奪われてしまった感じだからね。ワクワクが止まらないよ。
「限界に挑戦する」とはこのことだ。プロレスと同じで、誰かに「そんなことはできない」と言われて、それを信じてしまうと、クレイジーなことをし始めた瞬間に心のなかで何かが崩れてしまうんだ。
俺にとって、エベレストへの挑戦は「進化」だ。あの山の頂上に立ち、そして帰って来る。そうすれば、精神的に強くなれるし、「俺は何でもできる」と信じられるようになるだろうね。
10年前、プロレスを始めたばかりの頃、所属している団体がスタジアムショーを開催するという記者会見に出ると言われても、「まさか」と思っただろうな(2025年のAll InはMLBテキサス・レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで開催される。先日そのことを公表する記者会見が行われ、ダービーも出席した)。そんな場所に俺は似合わない、出るに値しない……と思ってた。
でも今は、「俺のいるべき場所だ」って分かってる。経験を重ねるごとに、精神的に強くなるんだよ。エベレスト登頂も、まさにそういうことだ。
(POST Wrestling)