Netflixが制作したドキュメンタリー「Mr. マクマホン: 悪のオーナー」が9月に配信されることが決まり、プロレス界で話題騒然となっています。
この作品では、ビンスの功罪が容赦なくさらけ出され、2022年に発覚した性的スキャンダルも大きな題材になっています。この件を取り上げることが決まったあと、WWE Studioは制作から離れ、クレジットに載ることもありません。
WWEの選手たちはこの作品について沈黙しており、WWEとしては「あまり触れたくない」作品のようです。しかし、そうした痛いところを突くのがジャーナリズムです。
Bash in Berlin終了後の記者会見に出席したコーディ・ローデスは、「Mr. マクマホン」を見るか?と質問され、次のように答えました。
生意気な言い方をするつもりはないけど、今は『ゲーム・オブ・スローンズ』を見直しているところでね。それだけでも大変な時間がかかってしまうんだ。
俺の知る限り、WWEはこのドキュメンタリーに関与していない。いずれは見ることになるだろうけどさ。
また、「WWEの選手たちがこの作品に沈黙していること」についても質問され、次のように答えています。
ロッカールームが静かだとか沈黙してるって話だけど、それはあのスキャンダルを信じるか信じないかの問題じゃないと思うんだ。
はっきり言えば…俺たちはリングでやってることに集中したいんだよ。毎晩1万3千人以上のファンに最高のストーリーと試合を見せるには、すごく集中力が必要なんだ。
だから、俺たちのほとんどは、みんなと同じタイミングで外から情報を知ることになるんだよ。何が起こったのか、どう起こったのか、どう決着がつくのか、それも含めてね。
でも、ロッカールームが意図的に黙ってるわけじゃないよ。ただ、毎日のWWEの仕事に集中してるだけなんだ。
(Wrestling Observer)