世界最大のプロレス団体であるWWEは、洗練されたクリエイティブ・プロセスをもとにコンテンツ制作にあたっています。
多くの優秀なライターやプロデューサーたちが、ストーリーや選手たちのレベル向上、素晴らしいコンテンツの供給に貢献しています。近年の好調ぶりは凄まじく、クオリティの高いショーで多くの観客を集めるだけでなく、ストーリーや試合内容も非常に充実しています。
しかし、この環境に適応できない、あるいは「自分なら、このクリエイティブ・プロセスで考え抜かれた計画よりもうまくやれるんだ」と思っている選手もいます。2024年6月にWWEから退団し、8月にAEWへ移籍したリコシェもその一人です。
CBSによるインタビューの中で、彼はWWE時代に抱えていた葛藤やAEW入団を決意した理由について語りました。
AEWのレスラーたちは、ファンに向けて何かを表現するチャンスを得ると、自分たちが「このやり方こそが最良だ」と思えるやり方でそれを実行することができる。一方、WWEには「計画」というものがあるんだ。彼らは計画に固執し、その結果は良くも悪くも計画通りになる…。
俺は、「リコシェというパフォーマーが実際に飛躍できるところにまで到達できる自由」を手に入れたかったんだよ。その火は消えていなかった。
プロレスへの愛を忘れたことはない。でも、ガソリン切れ状態になってしまってね。火種はあるけど、それを再び燃え上がらせるためには、燃料のガソリンが必要だった。それが俺の望みだったのさ。
この世界のどこでならガソリンを手に入れられるだろうか…?AEWなら、俺に火をつけてくれる。そのことを理解していたんだ。
(Fightful)
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