先日開催されたPPV「ALL OUT」は、過激なシーンも多いAEWの中でも特に残酷さが際立つショーになりました。
ジョン・モクスリーがブライアン・ダニエルソンをビニール袋で窒息させようとしたり、スワーブ・ストリックランドとハングマン・アダム・ペイジの試合があまりにも過酷になったりと、ALL OUTは残酷さが賛否両論を招きました。ショー全体としては高く評価されているものの、個々のシーンを受け入れられないファンもいるでしょう。
ALL OUTで志田光と対戦したメルセデス・モネは、最新のインタビューでALL OUTの過激な暴力に対して複雑な感情を持っていることを明かしました。
ALL OUTは極めて過激で、正直ダニエル・ブライアンの試合は見るのがつらかった。複雑な気持ちだよ。うまくやれば、ダニエルのようにお客さんを熱狂させることはできる。でも、弟のジョシュアや子供たちにあんなものを見せたくはないね。
プロレスは世代を超えて楽しまれるものだってことを忘れちゃいけない。サイン会では、親子連れをたくさん見かける。父親がいなかった私にとって、家族でプロレスを楽しむ思い出を聞くのは本当に心温まるんだ。でも同時に、エクストリームなものを好む観客もいて、そういう人たちのニーズにも応えたいよね。
お気に入りのスターが過激なことをしているのを見ると、プロモーションを責めたくなるかもしれない。でも正直、リング上での判断は主にレスラー自身が下しているんだ。自分の体に極端な暴力を加えるレスラーの情熱と勇気は称賛に値するけど、同時にレスラーには長く続けてほしいし、健康的にキャリアを終えてほしい。通常の試合でも体にはかなりの負担がかかるし、移動やスケジュールのことも考えないといけない。
個人的には、今のキャリアの段階では、会社に大きな価値をもたらす場合を除いて、エクストリームマッチは避けたいね。
(Fightful)