2023年9月、CMパンクは同年8月に開催されたイギリス大会All Inのバックステージでジャック・ペリーと喧嘩したことを理由にAEWから解雇されました。
2021年のAEW入団以降、彼はバックステージで複数のトラブルを起こしており、それらが積み重なっての解雇でした。ファンが待ち望んでいたパンクのプロレス界復帰は、こんなに悲しい形で終わってしまうのか…。
と思った矢先、2023年11月のWWE・Survivor Seriesで、彼は奇跡のWWE復帰を果たしました。2014年の退団以来、WWEへの批判を繰り返してきた彼ですが、CEOのニック・カーンとクリエイティブの責任者を務めるHHHが極秘に交渉を進め、復帰の実現にこぎつけました。WWE内部のほとんどの人物がパンクの復帰を事前に知らされていなかったといいます。
最新のインタビューで、パンクはAEW退団後の心境と、WWE復帰までの道のりについて語りました。AEWトニー・カーン社長から解雇された彼に最初に声をかけたのは、WWEのCEO、ニック・カーンでした。
AEWを去った時、俺のキャリアは終わったんだろうな…と思ったんだ。あれは8月か9月だったかな。
それで、家でくつろぐ日々を過ごしていたら、11月にニック・カーンから連絡があった。「完全にフリーになるのはいつなんだ?」と聞かれたから、「ニック…俺はAEWから解雇されたんだよ」と行ったよ。そしたら、彼は「分かってる。君は確かに……わかった。君のWWE復帰について話をしたい」と言われたんだ。
それから、物事が動き始めた。WWEとやり取りをしている最中に、誰かが俺の地元シカゴ開催のSurvivor Seriesの話を持ち出したんだ。「ああ……短期間で契約を結ぶことは出来ないだろうけど、Survivor Seriesはタイミング的にバッチリだな」と思ったよ。
俺もWWEも、復帰にはかなり熱心だった。最初に出たアイデアは、Royal Rumbleでの復帰だったね。典型的な復帰の場だよ。でも、クリエイティブな俺は「そんなの、誰にでもできることだろ?」と言ったんだ。Survivor Seriesがシカゴで開催されたのは奇跡だったね。開催まであと3日。そのうちの1日は感謝祭だった…。
(Fightful)