2025年1月6日からNetflixでの配信が始まるRAW。
2012年から3時間番組として放送されてきたRAWは、テレビ局USA Networkでの放送終了間際で2時間に短縮されていました。Netflixでは「この番組は必ずこの時間だけ放送する」という縛りがなくなりますが、放送時間はどう変化していくのでしょうか。
チーフ・コンテンツ・オフィサーのHHHは、最新のインタビューでNetflixでの放送時間について、「柔軟性をもたせる」ことを明かしました。
放送時間は柔軟になる。ネットワークテレビやケーブルテレビの時間的制約は必ずしも適用されない。
Netflixは少し異なるプラットフォームだ。多くのドラマシリーズのように、番組に必要な時間を確保できる。エピソードが1時間で十分なら1時間、42分必要なら42分というように。最高の作品を作るために必要な時間だ。
毎回42分の放送になるとは言わないが、Netflixのビジネスモデルと我々のストーリーテリングに最適な形で届けることができるよ。
また、HHHは「理想の平均放送時間」についても言及。基本的には2時間以上の放送になりそうです。
我々には平均的な時間がある。個人的には、2時間半程度が理想的だと考えている。数年前なら2時間番組で、全てのストーリーやキャラクターを詰め込むスペースが足りなかった。
時にはそれが良いこともある。希少性を生み、選手の価値を高める機会になるからね。だが、入れたいものを入れられないこともある。
我々の番組はライブだということを忘れてはいけない。守るべきフォーマットや、CMの時間的制約がある。10分の予定のセグメントが素晴らしい内容で17分になれば、その17分を他の場所から削って、CM時間やクロスオーバー時間を確保しなければならない。これは局にとって重要なことだ。
放送時間が2時間では足りず、3時間だと「本当に必要だったのか」という位置づけになることもある。
誰かのことを「穴埋め要因」とは言いたくないが、3時間番組では時間的制約が厳しく、「圧縮可能な部分」を入れることになる。番組が重くなり、時間が遅くなると、何かを削らなければならない。何が圧縮可能で、何がストーリーの核心部分ではないのか。何を短縮できるのか。CM時間は変わらないし、難しい判断だ。
3時間は長く感じ、2時間は足りないこともある。その中間がベストだと考えているよ。
(Inside The Ropes)