2年連続でのラスベガス開催となるレッスルマニア42のチケットは、去年と比べて売れ行きが低迷しています。
先日の報道によれば、年間最大のショーである同大会のチケット配布数は現在、各日約3万6,000枚にとどまっており、これは昨年の同時期と比べて各日約1万枚遅れているペースです。2025年大会は、最終的に各日5万6,000〜6万枚(公式発表では2日間合計12万4,693人)のチケットが売れました。
また、この件や相次ぐ予定の変更などにより、団体内部でHHHへの不満が高まっている…とも報じられました。大一番に向けて、何もかも順調ではありません。
そんな中、業界の大ベテランであるテディ・ロングがレッスルマニア42のチケット売上不振に苦言を呈しました。WWEの現体制を批判し、かつてのビンス・マクマホン体制ならこんなことにはならなかった…と述べています。Podcast番組で共同ホストのマック・デイビスと議論した彼が最も批判しているのは、チケット価格の高騰です。
チケット価格の高騰と、WWEの苦肉の策
デイビス: ベガスでのレッスルマニアのチケットが売れていないらしいな。チケット価格が高騰して以来、ずっと言い続けてきたことだが、気をつけないと一般層のファンを失うことになるぞ、とね。価格が高すぎて手が出なくなってしまうんだ。
高額なチケット収入と値上げが続く中で、WWEは今、チケットが売れないからどうやって人を会場に入れるか必死なんだろう。
そこでWWEが考えているのは、会場から50マイル圏内の施設、例えばホテルのバーよような、スクリーンがあって友人と一緒に観戦できる場所でのパブリックビューイングを禁止するということだ。
要するに、そういう場所にいる客はレッスルマニアにとっての観客とはみなされず、施設から追い出してスタジアムの席に座らせようとしているわけだな。
インフレの影響と、ファン目線を欠くWWEへの批判
ロング: 彼らにはそれができるんだよ。権力と金があるからな。だが、理解しなきゃいけないことがある。彼らはすでに富と権力を持っているが、今のアメリカは史上最悪の経済状況だ。そんな中で人々に金を払えと言っているわけだよ……。
仕事もないし、医療費だとか、とにかくいろんな問題が起きている。今はスーパーマーケットに行くのでさえ…言いたくないが、馬鹿げているほど高いよ。物価も何もかもね。家族を養うだけで精一杯なのに、さらに娯楽のためにこのビッグイベントに行けるか? 無理だね。家族が第一だ。俺なら誰かに会いに行くよりも、家族のために食料を買うよ。
だから、WWEのやっていることは理解できないね。本当に驚きだ。さっきの意見には同意するよ。ビンス・マクマホンならこんなことは絶対にしなかっただろう。ビンスなら、全員が儲かって、ファンも含めて全員がハッピーになれる解決策を見つけ出したはずだ。
ロング: もう一つ気付くべきことがある。ただでさえ物価が高いのに、ガソリン代も何もかも上がってる。レッスルマニアが来る前から、ベガスに行くのは高くつくんだ。
それが今やホテル、食事、レストラン、すべてが倍の値段だ。俺は去年、ミート&グリートのために現地に行ったけど、値段の高さは異常だったよ。ホテル代なんて払えるか? 一泊200ドルか300ドルだぞ。それに食事代もかかる。子供が2、3人いたら不可能だ。レンタカーがなければUber代も必要だし、今からじゃレンタカーの予約も取れないだろうな。
WWEが親会社TKOの傘下団体になった後、チケット価格は高騰を続けています。「利益率の最大化」を目指すTKOにとっては当然のことですが、庶民にとってはたまったものではない…。ロングはそう指摘しています。
また、ある報道によれば、アメリカ国外のWWEユニバースにとって、トランプ政権下のアメリカへ渡航することはリスクが高いため、海外からのチケット売り上げが減少しているのではないか…とも指摘されていました。今のアメリカで大規模なショーを開催するのは大変です。
(WrestlingNews.co)
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