プロレス界の宝とも言える技、スタナー。ストーン・コールド・スティーブ・オースチンの必殺技として知られ、現在のWWEではケビン・オーエンズが使う、プロレスの魅力が詰まった技です。
技を受けた相手は、独自の「受け」を披露するのが一般的。そこには選手の哲学が反映され、ファンはそれを含めてスタナーを堪能します。歴代最高のスタナー受けを披露したのはスコット・ホールだ…と考えるファンは少なくありません。
ケビン・オーエンズは、スタナーの使い手として、「スタナー受けはこうあるべき」という確固たる考えがあります。最新のインタビューで、彼は受けの誤解を語りました。
派手にやりすぎるヤツもいて、それが逆にスタナー自体をダメに見せてしまう。中にはスタナーを受けてその場でバク宙したりするヤツもいて、正直アホだと思うね。
スコット・ホールの受け方は今でも語り継がれてるけど、最近だとオースティン・セオリーのは最高だ。あれはオーバーだけど、タイミングが完璧なんだよ。
皆が「うわ、今の見たか!?」ってなるけど、それでも技がしっかり映える。ああいうのは好きだね。
個人的には、普通に崩れ落ちる感じで、頭がカクンってなるのが一番好き。シェイン(・マクマホン)なんかも、いい受け方をしてたよ。
「俺のリアクションを見てくれよ」ってスタンスより、「この技がどれだけ強烈か」をちゃんと見せてくれる方が断然いい。
ストンコ自身もスタナー受けについて熱く語っています。受け方が多様であること、受け方も含めてファン魅了する技だからこそ、他の技ではなかなか見られないほど「受け方」の議論が白熱するのでしょう。

【WWE】スティーブ・オースチンが「最高のスタナー受け」3人を語る。「誰に決めても気持ちいい仕事なんだけど、あの3人は別格」
ストーン・コールド・スティーブ・オースチンは、キャリアを通してスタナーの決め方を追求しました。その功績は現代のプロレス界にも受け継がれています。 しかし、このスタナーという技におい...
(Fightful)
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