プロレスは、ベビーフェイスとヒールが命を削って戦う世界。それぞれの役割を十分に果たすことで、観客を魅了します。
ベビーフェイスはどうあるべきか、ヒールに求められる資質は何か…など、ファンやレスラー自身に独自のプロレスラー論があるものです。特に大手団体を率いる立場にある人物の哲学は、プロレス界に影響を及ぼすこともあります。
WWEのチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるHHHは、最新のインタビューで「プロレスにおけるベビーフェイスVSヒールの真髄」を語りました。
現代のプロレス界では、ベビーフェイスとヒールの境界線が曖昧だ。それでも、プロレスのストーリーの本質は両者の対立だよ。
俺の理論ではね……悪い意味じゃなくて、ベビーフェイスをやるには少し自己中心的じゃないといけないんだよ。
自分を際立たせ、相手とのバランスをコントロールするんだ。ヒールの仕事は、ベビーフェイスをいかに良く見せるかどうか。もちろん、自分もちゃんと目立ちながらね。
最大のヒールリアクションってのは、相手に反撃させた時に起きるんだよ。プロレスでは、ヒーローの魅力はその敵役によって決まる。観客が感情移入するのは、ベビーフェイスが苦しんで、それでも立ち上がる姿なんだ。
(Wrestling Inc)
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