【新日本プロレス】ゲイブ・キッドが語る棚橋弘至の涙「精神科病棟の辛さを分かっていたからだよ」

新日本プロレスAEWインタビュー

ゲイブ・キッドが、ケニー・オメガとの東京ドームでの決戦後に棚橋弘至が涙を流した理由を改めて明かしました。精神科病棟への入院中から自分を支えてくれた棚橋は、その後の大舞台に立つ姿を見て、誇りを感じていたのだろう…と振り返っています。

2025年1月5日開催のWrestle Dynastyで、ゲイブは憩室炎による長期欠場から復帰したケニーと対戦しました。歴史に残る名勝負となった激闘はケニーが制しましたが、解説席で試合を見守っていた棚橋が涙を流す姿も大きな話題になりました。

対戦の発端は2024年11月4日開催のPower Struggleです。ケニーが新日本プロレスのリングでの復帰に意欲を示した後、バックステージでゲイブと乱闘になりました。その後、ケニーがゲイブへの挑戦を表明し、11月22日に対戦が正式発表されました。

クリス・ジェリコのPodcast番組Talk Is Jerichoで、ジェリコがゲイブに「キャリアの中で一番好きな試合は?」と質問すると、ゲイブは「ケニー戦だ」と答え、試合の裏側を語りました。

ケニーとの試合だね。あれは……試合中にあそこまで落ち着いていられたことは、ほかになかったんだ。
普段なら、打撃を一発食らうと「ああ、これで歩き方に影響が出ているな。怪我なのか精神的なことなのか、とにかく何か問題を抱えながら、残りの試合をどう戦うか考えなきゃ」って頭が回り始める。
でも、あの試合では朝飯のことを考えていた。ボコボコにやられている最中なのに、ばあちゃんと一緒に朝飯を食べることを考えていたんだよ。
ずっと、ずっとあの舞台を待ち望んでいたからだと思う。あの演出、あれほどの相手、あれほどの会場。東京ドームでシングルマッチをやるのは、ずっと夢だった。
前年はほかの連中がみんな本戦で試合をしていたのに、俺とアレックス・コグリンはプレショーだっただろ?
2024年の東京ドーム大会の日のことを覚えているよ。朝4時に東京ドームへ行ったんだ。時差ボケで眠れなくて、ドームの外にただ座って、「来年は……来年はまるで違う状況にしてやる」って思った。そして、それを自分の力で現実にしたんだ。

棚橋弘至の涙と、精神科病棟で交わした電話

乱闘の際、棚橋は、ゲイブに厳重注意と罰金を科す処分も下していました。表向きには衝突もあった両者ですが、ゲイブが知る棚橋の姿はそれだけではありません。ケニーとの試合後、棚橋は泣いていました。

棚橋が泣いている姿を見たんだ。あの瞬間については、みんな好きなように物語を作れるだろう。でも、棚橋が泣いていたのは、俺が精神科病棟にいた時、電話で話してくれた人だからなんだ。
棚橋は俺がどん底にいた時を見ていた。俺がどれだけ新日本に身を捧げてきたか、新日本で何を描こうとしていたかも見てくれていた。俺のことを誇りに思ってくれたんだ。それで……感情があふれたんだよ。

ゲイブは2025年2月の新日本公式インタビューでも、入院中に棚橋が毎日1時間ほどビデオ通話で話を聞いてくれたと説明していました。2人にしか分からない絆があるのは間違いありません。現在はAEWに所属するゲイ部ですが、棚橋や新日本にとって大切な存在であり続けるのは間違いないでしょう。

(情報源: Talk Is Jericho)

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