プロレスラーにとって、怪我はどうしても避けられないもの。どんなに気をつけていても、その可能性をゼロにすることはできません。
プロレスの長い歴史の中で、レスラーたちと「怪我」の関係性は変化してきました。医療の進歩や価値観の変化により、怪我は「隠すもの」ではなくなった…。AEW所属のベテランレスラー、MVPはそう考えています。
最新のインタビューで、彼は自身の体験を交えながら現代プロレス界の医療体制の進化、プロレスラーの意識改革を語りました。
今では、AEWでもWWEでもバックステージに完全な医療チームが揃っている。複数のドクターやトレーナーが常駐していて、医療機器も揃ってるんだ。レスラーたちは、家で休むだけでなく、現場で痛みや怪我の治療を毎晩のように受けられる。
以前のプロレス界では、レスラーたちは怪我を隠したものだよ。ポジションを失いたくないからね。誰にも怪我を知られたくはなかった。でも、今は怪我を隠すと怒られる時代になったんだよ。
WWEにいた昔の話だけど、PPVの直前に鼠径部を怪我したんだけど、プロデューサーのディーン・マレンコに「膝か鼠径部を怪我してるだろ!」と見抜かれた。彼は長年の経験から、俺の動き方で分かったんだよ。実際、どっちも怪我してたよ。
あと、ステファニー・マクマホンにも「怪我を隠さないで」と念を押されたな。
どの団体も多くの怪我人を抱えていますが、医療チームは彼らのダメージをなんとか取り除こうと懸命に働いています。プロレス界における彼らの存在はとても重要です。
(Wrestling Inc)
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