SummerSlamでのコーディ・ローデス戦の直前となるSmackDownでベビーフェイスターンしたジョン・シナ。その背景には何があったのでしょうか。
3月のElimination Chamberでザ・ロック&トラヴィス・スコットに導かれてヒールターンしたシナ。みんなから愛されるヒーローが、2025年末に引退するタイミングでヒールへ変貌したことは世界中で大きな話題となりました。
その後、彼は極悪統一王者としてファンを煽りに煽りまくっていましたが、ファン人気が絶大な彼に対して声援が飛ぶ場面もしばしば。ベビーフェイスターンを示唆するようなシーンもいくつかあり、その結果がSmackDownでの「みんなのヒーロー復活」へ繋がりました。
彼はなぜベビーフェイスターンしたのでしょうか?レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、その背景にブロック・レスナーの復帰があったと指摘しています。
シナのヒールストーリーをやめたのは、面白くなかったという理由もある。しかし、それ以上に大きいのは、シナ VS レスナーというプログラムはレスナーがヒールの方が成立するからだ。
また、同じくレスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスは、「シナはヒールよりもベビーフェイスのほうが明らかに試合が映える。だから試合前にベビーフェイスターンしたのでは」と指摘しています。
SummerSlam終了後の会見で、クリエイティブ責任者のHHHはレスナーの復帰について「シナの希望リストに入っていたものだ」と説明していました。かつての構図でレスナーと戦いたい…という思いが、シナにあったのかもしれません。
現時点で、2025年12月に行われるシナの引退試合の相手は未定。レスナーがその相手を務める可能性もゼロではないでしょうが、SummerSlamでの因縁を12月まで引っ張るかどうか…。
(Wrestling Inc)
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