SummerSlamでキャッシュインに成功したセス・ロリンズ。右膝の負傷疑惑が巻き起こる中での衝撃のタイトル獲得は、「世紀の偽造」として話題になりました。
彼が7月のSaturday Night’s Main EventでのLAナイト戦で右ひざを痛めた素振りを見せた後、SNS上では「本物の怪我だ」「いや、アングルだ」など様々な情報が飛び交いました。結局は「アングルだった」説が実証され、世界を巻き込んだセスの策略は大成功したわけです。
SummerSlam終了後に出演した番組で、彼はどうやって策略を成功させたのか、そして家族(妻ベッキー・リンチ、4歳の娘ルー)と共にどうやって秘密を隠し通したのかを語りました。娘ルーの無邪気さによって計画が台無しになりかけたものの、周囲の協力もあってなんとかなったようです。
妻はこの策略の「不本意な共犯者」だった。3週間もの間、友人や家族全員に嘘をつかせてしまい、本当に怒っていた。俺は「信じてくれ、絶対に報われるから」と説得した。
娘は全部「遊び」だと思ってたね。「パパはしばらくニセモノのケガをしてるからね。内緒だよ」と伝えたんだけど、娘は即座に保育園のジョイ先生に言いふらしたんだ。「ジョイ先生に言ったよ、ナーナーブーブー」って得意げに報告してきた。
俺は「どうやってこの嘘を貫けばいいんだ、集中してくれ、ケイフェイブだぞ、ルー」って思ったよ。それでも3週間、誰もメディアに情報を漏らさなかった。ありがとう、ルー。ありがとう、ジョイ先生。本当に楽しかったし、結果は想像以上に美しかった。
3週間も松葉杖生活を続けるのは地獄だったな。ジムも、娘とアイスを食べにビーチに行った時も、娘を保育園に送った時も、妻やビアンカ・ブレア、モンテス・フォードとステーキディナーに行った時も、全部松葉杖だった。本当にきつかった。肩を痛めて本当の手術になって病院送りかと思ったくらいだよ。イライラして妻も大変だったけど、なんとか乗り越えた。あの瞬間のためさ。
(Fightful)
あわせて読みたい

