WWEから映画界のビッグスターへと羽ばたいたジョン・シナ。彼は失敗から学ぶことを繰り返し、現在の地位を確立しました。
彼の映画界でのキャリアは2000年代にスタート。『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』(2006)や『12 ラウンド』(2009)などで主演を務めましたが、批評的に厳しい評価が続いてしまい、地位を確立するまでには至りませんでした。
しかし、2010年代に『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』(2015)や『ブロッカーズ』(2018)で演技の幅を広げて評価を得るようになると、2020年代にはヒット作へ次々と出演。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)でのピースメイカー役が大当たりしたほか、『ワイルド・スピード』シリーズでも人気を得ました。
参加したイベントでのトークセッションで、彼は初期の俳優活動における葛藤と再挑戦について、次のように語りました。
俺は昔、つまらない映画に出すぎて映画界から追い出されたことがある。でも、またチャンスをもらえた。正直に言えば、失敗から学んだよ。
昔は映画とプロレスを両立しようとしててさ。20代で世界王者になって、本当にWWEの毎日が楽しかった。俺が映画に出たのは、WWEにもっとビジネスを呼び込むためだった。でも、自分に合った道じゃなかったんだよね。
最初に本当の転機になったのは『Fred:The Movie』(2010、日本非公開)の父親役。冷蔵庫に住むという役で、パラマウントのCEOブライアン・ロビンスが自分にチャンスをくれて、自分自身を笑い飛ばして楽しむことを学んだ。
その後は、リングの外でも全力を注ぐべきだと気づいた。それ以来、誰かが自分にチャンスをくれたら、必ず全力を尽くすようにしているよ。
(WrestleZone)
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