2024年4月、WWEはX(旧Twitter)とタッグを組み、SNS向けのスピーディーな試合を提供する番組「WWE Speed」を立ち上げました。
この番組はXで公開されるもので、試合時間は3~5分程度。SNSをよく見る層へアピールするため、非常にスピーディーな試合展開になることが特徴です。WWEとXの契約は2年契約とされており、本来であれば2026年春まで番組が継続するはずでした。
【WWE】キャンディス・レラエがWWE Speed女子王座初代チャンピオンに。イヨ・スカイが決勝戦で敗れる https://t.co/nfUOAb5YwD#wwe #wwe_jp #WWERaw #WWENXT #SmackDown #WWESpeed
— Wrestling-NOW.net(レスリングナウ) プロレスニュースサイト (@WrestlingNow1) October 10, 2024
しかし、現地2025年7月8日に配信されたのを最後に、エピソードは更新されなくなってしまいました。WWEやXから何らかのアナウンスがあったわけでもなく、番組の周辺は静寂に包まれています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWE関係者へSpeedについて取材したところ、「誰も詳細を知らなかった。あまりにも話題になっていないため、状況を把握してい人がいない」という状況なのだそうです。
おそらく、WWE Speedは事実上終了したものと思われます。新たな収録も行われず、内部では王座の存在も忘れられています。WWEとXの契約もおそらく終了しているものと思われ、番組が復活するかどうかは不明。結論としては、WWE内部でも、この番組はあまり重要視されていないのでしょう。
WWE女子Speed王者ソル・ルカがアルバ・ファイアを倒して王座に防衛したのが最後のエピソードになってしまうのでしょうか。こうした取り組みは必ずしも成功するとは限りませんが、挑戦しなければ成功することもできません。この取り組みはあまり効果がなかった、というだけの話なのでしょう。
(Wrestling Observer)
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