オーストラリアで開催されたCrown Jewelの目玉カードの一つで、世界中から注目が集まったジョン・シナとAJスタイルズの一戦。
共に引退を控えているレジェンドのシングルマッチは、お互いのキャリアを振り返るような試合展開に。ライバルたちの技を繰り出したり、エモーショナルな瞬間があったりと、2人にとってもファンにとっても忘れられない試合になりました。
最新のインタビューでシナとの一戦を振り返ったAJは、いかに彼を信頼しているか、彼との最後の試合でファンに素晴らしいものを提供できたのが誇らしいと感じていることなどを明かしました。
リング上でジョン・シナ以上に信頼できる相手がいるかどうか分からないね。彼はファンがいつ、何を必要としているかを理解するのが信じられないほどうまい。人との接し方に関しては、もっと素晴らしいよ。
Crown Jewelでの試合が、俺たちがお互いにプロレスをする最後の機会だったんだけど、俺はその瞬間に没頭していた。受け入れて、楽しんだよ。だって、こんなに楽しんでやっていることを愛せないわけがないだろう。
これを聞いたら驚く人もいるかもしれないが、ジョンと俺にとって、試合が終わるまでは「いつもの試合」の一つだったんだ。終わった後で、その重要性を振り返ることができた。あの瞬間は、人々を楽しませるために自分たちのやるべきことをやっていただけさ。
シナが書いてくれた試合前の選手紹介には不意を突かれた。事前に聞いてなかったからね。リングアナウンサーが「彼はトータル・ノンストップ・アクション(TNA)の定義だ」と読み上げた時、「待てよ」と思ったんだ。彼は、あの試合をジョンだけのことではなく、ジョンとAJスタイルズのことに昇華させてくれた。彼がそうする必要はなかったのにね。それがジョンなんだ。彼はそういう男だよ。
俺たちは何十年もこんなことをやってきた、これが俺たちの仕事なんだ。最も素晴らしいのは、この試合が多くの人々にとって大きな意味を持ったことだ。俺たちはプロレスファンに何か特別なものを提供したかったし、それを達成できたと思っているよ。
(Wrestling Observer)
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