WWEを世界規模の団体に導き、プロレス界にとてつもない影響力を持ったビンス・マクマホン。何かと賛否が別れる人物ですが、後継者のHHHは一貫して彼の手腕を絶賛しています。
2024年に元WWE女性従業員から性的虐待訴訟を起こされた後、公の場でビンスを称賛することはかなり勇気のいる行為になりました。しかし、HHHやジョン・シナなど、ビンスから計り知れない恩恵を受けた人物はどんな場でもビンスを称え続けています。たとえSNS上で批判を集めることになったとしても、彼らのビンスへの接し方が変わることはないでしょう。
WWEのチーフ・コンテンツ・オフィサーとして団体を牽引するHHHは、あらゆるジャンルで活躍する人物がプレゼンテーションを行う非営利団体TEDのYoutubeチャンネルに登場し、ビンスとの仕事上の関係が始まった経緯や彼の功績がいかに偉大なのかを語りました。
俺が本当に成功し始めた頃……WWEに来て軌道に乗り始めた時に、初めてビンス・マクマホンとクリエイティブについて話す機会があったんだ。それが俺たち2人のクリエイティブな関係の始まりとなり、何十年も続くことになった。
そのおかげで俺は、現役選手だった頃から、ビジネスを動かすものや、長年にわたるビジネスそのものについて舞台裏で理解する立場に身を置くことになった。だから、彼が最終的に去った時、俺はある程度シームレスに引き継げるような立場に長年いたわけだ。
もちろん、彼が座っていた椅子を完全に引き継げる者なんて誰もいないけどね。彼はこのビジネスをゼロから築き上げた。彼はWWEの世界的な成功を予見した先見の明の持ち主なんだ。
彼は全米の小さなテリトリー縄張りを引き継ぎ、最初で唯一の全米的、世界的なブランドであるWWEを築き上げた。そして、PPV産業を開拓したんだ。
業界人から色んな意見を聞いたけど、「もしWWEがなかったらPPVは失敗していただろう」と言っている人もいた。俺たちは常に複数のイベントを開催していたから、PPVをとにかく活用したんだ。単発興行だったボクシングとは違う。
(SESCOOPS)
あわせて読みたい

