AEW世界王者のウィル・オスプレイが、急死したPACの追悼試合で必殺技ブラック・アローを使用した舞台裏を明かしました。技を披露することへの恐怖を感じながらなもの、本番で成功させた瞬間について、「どんな世界王座よりも価値がある」と振り返っています。
PACは2026年9月のPPV・All Outに出場した翌日に急死。AEWは現地9月30日のDynamiteを追悼興行とし、予定していたストーリーを変更してPACのキャリアと人生を称えました。
この日、PACと深い関わりのあったオスプレイとリコシェが対戦。2人はPACの得意技を随所に取り入れ、最後はオスプレイがブラック・アローを決めて勝利しました。トップロープから繰り出す高難度の空中技で、PACを象徴するフィニッシャーとして知られています。
Real Radioの番組「Monsters in the Morning」に出演したオスプレイは、追悼興行に臨んだAEWの選手たちの心境と、ブラック・アローに挑戦した理由を振り返りました。
残念なことに、PACが亡くなってしまった。それで追悼興行を開催することになって、進めていたストーリーを全部中断し、番組を丸ごとPACに捧げることにしたんだ。正直、PAC本人に聞いたら絶対に嫌がったと思う。「頼むからやめてくれ」って言っただろうね。
あの興行で、ロッカールームのみんなの結束が少し強まったと思う。あまりにも悲惨でつらい出来事だったから、俺たちもまだ気持ちを整理している最中だったんだ。
PACにはブラック・アローという技があった。シューティングスタープレスに360度のひねりを加える技で、プロレス界で最も難しい技だと思う。本当に難しいんだよ。俺も8年前にやったことがあるけど、当時は今より15キロくらい軽かったからな…。
あの日、集合時間に会場へ行って、追悼のビデオメッセージを撮影した。それからコスチュームに着替えて、午後2時から午後6時の開場直前まで、ずっと練習していたんだ。
でも、トップロープからはどうしても成功させられなかった。マットの上ではできるんだけど、トップロープから飛ぶのが本当に怖かった。
それでも、実際に試合で技を出す時、みんなが俺の背中を押してくれているように感じた。そして思い切ってやりきったんだ。
あの瞬間、みんなの感情が一気にあふれ出したように感じた。俺たちは、あの技はもう二度と見られないかもしれないと思っていたからね。あれは、俺にとって大きな憧れだった人への愛情を示す方法だったんだ。
特に、俺はイギリス人だからさ。俺たちイギリス人レスラーが日本へ渡るための道を最初に切り開いたのがPACだった。彼こそが、その道を作った人なんだ。
仲間たちにあの技をもう一度見せることができた。俺にとって、これまで獲得したどんな世界王座よりも価値があることなんだよ。
【AEW】ウィル・オスプレイがブラック・アローでリコシェに勝利!PACに捧げるシングルマッチ https://t.co/TJG5NmMqce
完璧に決めた!これ以上ない追悼試合でした
#AEWDynamite https://t.co/t2YxRH0tLs— Wrestling-NOW.net(レスリングナウ) プロレスニュースサイト (@WrestlingNow1) October 1, 2026
(情報源: Monsters in the Morning / AEW / Fightful)






