【新日本プロレス】ゲイブ・キッドがオカダ・カズチカを模倣していたレスラーたちに苦言。柴田勝頼へのリスペクトを語る

新日本プロレスAEWインタビュー

ゲイブ・キッドが、新日本プロレス時代に多くのレスラーがオカダ・カズチカの闘い方を模倣していたことを批判しました。柴田勝頼や石井智宏のような激しい闘いこそ自分が考える日本のプロレスだと熱く語った上で、新日本を守ろうとしていた当時の思いも振り返っています。

Podcast番組Talk Is Jerichoに出演したゲイブは、司会のクリス・ジェリコに対して、かつて新日本に抱いていた危機感を打ち明けました。

「みんなオカダ・カズチカみたいに闘おうとしていた」

俺はこう思ったんだ。誰も新日本のために声を上げていない。新日本のレスラーであることが何を意味するのか、誰も体現していないじゃないかって。クリス、あんたも新日本にいたから分かるだろ。
新日本は世界で一番過酷な場所だ。特に野毛道場はな。俺はあそこで1年半、たった一人でやってきたんだ。
同じ時期に入った連中はみんな3ヶ月の滞在予定で国へ帰っちまったから、同期は誰も残っていなかった。当時、同じ時期に入った中で団体に残ったのは俺一人だけだった。だから俺は強い反骨心を抱えていた。「俺たちがこの団体を守らなきゃいけない」ってな。
新日本はスポーツを土台にした団体だ。ロゴにもキング・オブ・スポーツって書いてある。それなのに、誰もそういうプロレスをやっていない。みんなオカダみたいに闘おうとしていた。でも、俺はそんな闘い方をしたいなんて一度も思わなかった。
ゲイブは、そうした状況の中で自身のスタンスを固めていくことになりました。2024年のレッスルキングダムの本戦に出場できなかったことを「あの出来事」と表現して不満を明かしています。
俺は自分の力で名を上げて、自分の力だけで今の立場まで来た。2023年末に「あの出来事」があったとき、団体は俺のために何もしてくれないって分かったんだ。何かを与えてくれることも、手を貸してくれることもない。だったら自分でやってやる……そう決めたんだ。
それで俺は、新日本を去った連中や、新日本を見捨てた連中、単なる踏み台として利用した連中を批判し始めたんだ。当時の俺はそういう立場だった。
今の俺がAEWのレスラーになったのを見て、「お前、自分が反対してたことを全部やってるじゃないか」と言う奴もいるだろうな。知ったことか。クソくらえだ。時代は変わるんだよ。

新日本在籍中からAEWへたびたび参戦していたゲイブは、現地2025年7月10日開催のCollisionで師匠である柴田勝頼とシングルマッチを闘いました。新日本時代のゲイブは、柴田や石井智宏のようなレスラーたちをお手本にしていたそうです。

柴田のプロレスこそ、俺が好きだったスタイルだ。2010年代後半はみんな新日本を見ていたと思うけど、あの頃の主流はオカダのスタイルだっただろ。
プロレスでは、誰かが自分にとって自然で、独自のスタイルを作り上げることがある。すると、それを見た周りの連中がこぞって真似し始めるんだ。「観客を味方につけるには、俺もあれをやらなきゃいけない」ってな。でも、それはお前自身のスタイルじゃないだろ。
心から出てきたものじゃないんだから、同じような観客の反応が得られるわけがない。それなのに、誰もがオカダみたいに闘おうとしていた。
別に俺だって柴田や石井みたいに闘おうとしていたわけじゃない。でも俺にとって日本のプロレスは、ああいう闘いなんだ。スポーツなんだよ。お互いにできる限り激しく殴り合って、どっちが先に音を上げるかを競う。それが日本のプロレスだ。
俺がやりたかったのは、そういうプロレスだ。だから、師匠として挙げるなら間違いなく柴田だな。

(Talk is Jericho)

タイトルとURLをコピーしました