2019年に設立されたAEWの旗揚げ興行は「Double or Nothing」というタイトルでした。AEWはこの名前を大切にしており、2020年以降は毎年5月に開催されるPPVとして活用しています。
2021年のDoNは、AEWにとって新型コロナウイルスのパンデミックが起きてから始めてとなる「満員(約5200名)の観客を動員したPPV」でした。ファンからの評判もよく、PPV購入数も上々。ちなみに、3月に開催されたWWEのレッスルマニア37は2日間で約5万人の観客を動員しましたが、入場制限をかけていたため、満員とはなりませんでした。
AEW版のレッスルマニアとも言えるDoNについて、トニー・カーン社長はそのクオリティの高さを自画自賛しています。
個人的な意見だけど、去年と今年のDoNはレッスルマニアよりも良いショーだったと思うよ。今年のレッスルマニアは去年よりもずっと良かった。どちらもスタッフが一生懸命働いていたけど、今年はファンがいたしね。今年はレッスルマニアもDoNも良いショーだったよ。でも、DoNは傑出していた。2021年のベスト・レスリング・ショーだと思ってる。去年の場合は比べるまでもなくDoNのほうが良かったね。
Cagematchのユーザーレビューでは、それぞれのショーに対して10点満点で以下のような評価がついています。
2020年
- レッスルマニア36
- 1日目: 5.74
- 2日目: 6.20
- DoN: 8.40
2021年
- レッスルマニア37
- 1日目: 7.56
- 2日目: 6.56
- DoN: 8.89
ユーザーレビューの点数は参考にしかなりませんが、プロレスファンからの評価をぼんやりと掴むことには役立ちます。トニーの意見はおおよそユーザーレビューと一致しているようです。
ところで、WWEと新日本プロレスの交渉が報じられてから、トニーのWWEへの言葉遣いが悪くなっているような気がします……。
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