NXTでは大活躍したものの、WWEのメインロースターとしては思うような活躍ができず、ファンからもブッキングに批判の声が上がる…。珍しい光景ではありません。メインロースターとして活躍するために求められる資質は、試合巧者であることだけではないのです。
2021年、2人のレスラーがWWEからAEWに移籍しました。アンドラーデとマラカイ・ブラック(アリスター・ブラック)。2人のAEW移籍は多くのファンから歓迎されています。メインロースターとしてはできなかったことが、AEWではできる。NXTで活躍したのだから、AEWでも必ず活躍できる。そうした期待があるのです。
AEW社長のトニー・カーンは、2人の加入について次のように語っています。
彼らには非常に大きな可能性がある。すでにプロレス界で名前が売れているスターで、AEWに人を呼び込むという点で早くも成功を収めているんだ。国中で人気のある番組でプロレスをしていた2人は、自らのキャリアを再定義したいと思っている。そういう選手と一緒に仕事をするのは大好きだよ。
アンドラーデ・エル・イドロとマラカイ・ブラックは、それぞれまったく異なるタイプのレスラーだと俺は思ってるけど、大スターなのは同じ。今以上のスターになる可能性を秘めているし、興行面でもAEWにとって魅力的な存在だよ。
現在のAEWには多くの元WWEスーパースターが在籍していますが、今後もWWE経験者が増える傾向は続くでしょう。CMパンクやダニエル・ブライアンの入団が噂されているほか、バディ・マーフィーの獲得にも興味を示しているとされていますし、ブラウン・ストローマンやブレイ・ワイアットがやってくる可能性もゼロではないでしょう。そのあたりの舵取りをトニー・カーン社長には期待したいですね。
AEWには明るい話題が多いけど、最近のWWEはネガティブな話題が多くて本当に心配です…。