2020年初頭に立て続けに脳震盪を起こしてしまい、長期欠場に入ったサモア・ジョー。2021年4月にWWEから解雇されるという出来事もありましたが、HHHの尽力によりNXTへの復帰を果たすことができました。
とはいえ、選手として復帰したわけではなく、バックステージでの仕事もこなしつつ非選手という立場での番組出演が続いていました。WWEは脳震盪に対して非常に慎重な姿勢を取っているため、復帰への道のりは大変です。
しかし、ジョーは現地時間8月22日開催の「Takeover: 36」でカリオン・クロスの持つNXT王座に挑戦することが決まりました。約1年半ぶりの試合復帰がついに実現するのです。
待ち望んだ復帰。「After The Bell」にゲスト出演した際、ジョーは復帰への道のりを語りました。
シンプルに考えようと思ってね。ただただ健康な状態に戻ることだけに集中していた。ありがちなのは、こうした問題を複雑にしすぎてしまったり、余計なプレッシャーを感じてしまった結果、状況が悪い方向に転がっていくことだ。俺は健康のことだけを考えるようにした。リング復帰も含め、脳と身体が本来の状態に戻ること以外には何も期待しなかったんだ。[…]知識をたくさん集め、ドクターからアドバイスをもらい、同じような経験をした人たちにたくさん質問した。その上で、自分にとって最もベストだと思う判断をしたんだ。こうしたプロセスを経て、気持ちを楽にしてから復帰について考えた。最適な方法と機会を模索し始めたんだ。
これまでに経験したことのないようなひどい怪我でさ、俺だけじゃなく、俺のことを心配してくれるみんなもビクビクするような怪我だったんだ。復帰したいと思うなら、集中することはとてもシンプルで、万全の状態でリングに戻らなきゃならないんだよね。これは絶対だ。これにかかっているんだ。6〜7割の状態で復帰することは避けたかった。せっかく舞い戻るんだから、ファンには最高のものをお届けしたいだろ?これが俺の信念なんだ。普段は隠してるけどね。